...(その芸術家はそんなことを主張するはずはないけれども)あるいはそれは実感として私の頭に響くかもしれない...
有島武郎 「広津氏に答う」
...冴えた夜空に鳴り響く...
伊藤左千夫 「新万葉物語」
...ただぱあんというのだけがはっきりと響く...
大杉栄 「獄中記」
...ただ場外に群(むら)がる数万の市民が有らん限りの鬨(とき)を作って停車場の硝子窓(ガラスまど)が破(わ)れるほどに響くのみである...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...かすかに響くもの...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...打てば響くといったふうに...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...よく響く少女らしい笑い声を立てたり遊戯をしたりしていて...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...けだし一身の私徳は悉皆(しっかい)天下の経済にさし響くものにあらず...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...乾きたる空洞(うつろ)に響く音は...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「アッシャー家の崩壊」
...直ぐの耳の傍らで蓄音機が鳴つてゐる通りに響くのであつた...
牧野信一 「書斎を棄てゝ」
...遥かにずしんと響く異様な音響がしたと思う間もなく...
水上滝太郎 「九月一日」
...きらきらと暑い初夏の日がだらだら坂の上から真直(まっす)ぐに流れた往来は下駄の歯がよく冴(さ)えて響く...
水上滝太郎 「山の手の子」
...よく響くその声を自分で意識していることがはっきりと感じられて...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...(いいつづけようとしているところへ、遠方で響く二、三発の銃声と、遥かに遠く三、四人の人が叫んで走る声)おお、また、天狗が水戸へ逃げて行かあ! 今朝っから逃げる、追いかける、ワラワラ/\と、全体あにがどうしたというだい...
三好十郎 「斬られの仙太」
...鉦の音が響く度に...
森鴎外 「半日」
...川の瀬音が之に響くかと思ふと...
吉江喬松 「山岳美觀」
...乾ききった冬夜(とうや)の梁(うつばり)のように、みりっといえば、みりっと響く...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...喉を締めつけられるように響く...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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