...こうこうと鞴の音をさして居た...
伊藤左千夫 「姪子」
...蹈鞴(たゞら)しこふむ勢(いきほひ)に...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...そこに鞴(ふいご)の前にして汗を流して働ける彼れ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...地鞴(じだんだ)ふんで泣立てたことも一度や二度ではなかったようである...
徳田秋声 「あらくれ」
...一と思ひに」「鞴(ふいご)を使つて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...これが鞴祭の蜜柑か」「へい」顎十郎はニヤリと笑って...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...鞴祭の撒(ま)き蜜柑じゃねえ...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...薄ぐらい大鞴(ふいご)仕立ての炉のそばで棟梁手伝いのさしずで...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...今まで椅子の中に沈み込んで鞴(ふいご)のような息づかいをしていた外務大臣は...
久生十蘭 「魔都」
...籥とは吹子(ふいご)すなわち蹈鞴(たたら)の道具である...
柳田國男 「地名の研究」
...山神山の中に東蹈鞴(ひがしたたら)・西蹈鞴という地があって...
柳田國男 「地名の研究」
...または一本踏鞴(たたら)などと伝え...
柳田国男 「山の人生」
...破れた鞴(ふいご)を思はせるやうな...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...同じ剣工の鞴(ふいご)から生まれる刀にしても...
吉川英治 「江戸三国志」
...そっくり鞴(ふいご)の焔から飛び出したような頑健さです...
吉川英治 「江戸三国志」
...口は鞴(ふいご)みたいに渇いた呼吸(いき)を大きくする...
吉川英治 「松のや露八」
...彼はまた鍛冶の鞴(ふいご)の中に突ッこんでいるような足を持てあまし...
吉川英治 「宮本武蔵」
...鞴(ふいご)の前へ馳け寄って...
吉川英治 「山浦清麿」
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