...東軍摧靡して敢て当るものなし...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...蕭々(せうせう)と靡(なび)いた竹の上に...
芥川龍之介 「動物園」
...袖がひたひたと腕(かいな)に靡(なび)いて...
泉鏡花 「婦系図」
...南欧の地を風靡(ふうび)したるフェリイブル詩社の翹楚(ぎようそ)なり...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...今度は今迄と違つて士蔵の方へと片靡(かたなび)きがして来た...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...肩に鬣颯爽と靡かせ流し...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...二寸ばかりの緑秧(なえ)が一本一本涼(すず)しく靡(なび)いて居る...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...哲学・文芸・道徳・法律・政治に於ける家族主義的復古主義は現に今日の日本を風靡している...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...またほかげにきろきろと光る蜘蛛(くも)の巣をよけて右に左に身を靡(なび)かせつつひと足ぬきに植込みのなかへはいってゆくのを...
中勘助 「小品四つ」
...今や原子に關する研究は 世界を風靡している...
長岡半太郎 「プランク先生の憶い出」
...くが田には萱し靡けば...
長塚節 「長塚節歌集 上」
...振り落さるるまでに靡(なび)く...
夏目漱石 「幻影の盾」
...それを旗さしものの風に靡く軍陣によそへて画面に印した迄である...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...民のこれに従うは草の靡(なび)くがごとく...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...私は萎靡(がっかり)した...
二葉亭四迷 「平凡」
...一世を風靡するという有り様となった...
三上義夫 「和算の社会的・芸術的特性について」
...「しら露に靡(なび)かましかば女郎花荒き風にはしをれざらまし弱竹(なよたけ)をお手本になさい」と言ったと思ったのは...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...強い西風の吹く方へと靡いてゐる...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
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