...霙にざわめくのを気にしながら...
芥川龍之介 「奇怪な再会」
...彼等が霙に濡れ巷の泥に塗れてサンタ・マリアの寺に辿り着いた時に...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...荒涼と見渡す限りに連なった地平線の低い葦原(あしはら)を一面におおうた霙雲(みぞれぐも)のすきまから午後の日がかすかに漏れて...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
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石川啄木 「一握の砂」
...霙(みぞれ)でも降つて来さうな空合ひであつた...
相馬泰三 「新らしき祖先」
...しとしとと雪の上に降る霙(みぞれ)まじりの夜の雨の言つた事です...
高村光太郎 「智恵子抄」
...一月三十日曇、霙、そして朝酒!ちよつと街へ、――理髪入浴...
種田山頭火 「其中日記」
...――雪か霙かと思うてゐたが...
種田山頭火 「其中日記」
...霙(みぞれ)の降る北国の寒空に...
徳田秋声 「足迹」
...もう霙(みぞれ)はやんでいて...
徳永直 「冬枯れ」
...浜の小砂利の数ほど打てどそもじ見たさに竹で目を衝いたびんびん棉打て畑の茨にとろとろ日が照る山越唄おらも十六七八は同じ問屋の駅路になんぼ恥かしのう殿ご花のやうだと褒られた殿の姿は駅路のそんじさごろも花だわいちらりちらりもめづらしき笠に霙(みぞれ)が降つて来た山は時雨(しぐれ)だのう殿ご萱(かや)の枯穂が動くわい今朝(けさ)も田甫(たんぼ)の田の中に鴨が三疋鳴いてゐた...
野口雨情 「野口雨情民謡叢書 第一篇」
...お前の『大變』が降るやうぢや」「霙(みぞれ)と間違へちやいけません――兎も角...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...頬を凍らすやうな霙混りの寒い風が吹いた...
林芙美子 「雨」
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逸見猶吉 「逸見猶吉詩集」
...さうして日の光だ、雨の音だ、清(すず)しい草花のかをり、木の葉のそよぎ、しめやかな霙、雪の羽ばたきだ...
室生犀星 「愛の詩集」
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森川義信 「霙の中」
...身を切るような霙(みぞれ)が荒涼たる原一面を覆って...
蘭郁二郎 「自殺」
...霙の解け滲(にじ)む陰惨な音は...
蘭郁二郎 「自殺」
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