...而(しか)もCは零でなく...
海野十三 「暗号数字」
...その視界距離も零距離から五百キロメートルの遠方まで...
海野十三 「地球要塞」
...そういう零細な事象までがことごとくこくめいに記録されるのである...
寺田寅彦 「ニュース映画と新聞記事」
...「敵のB29が何だ、われに零戦、はやてがある――敵はつけあがっている、もうすこし、みんなもうすこしの辛棒だ――」と絶えだえの熱い息...
峠三吉 「原爆詩集」
...壮太郎もすっかり零落(おちぶ)れはてていた...
徳田秋声 「あらくれ」
...さてベッカーはユークリッド的性質を空間曲率の値Kが零であることとその結合 Connexus が無限 offen(一元的に einfach)であることとに区別する(結合とは例えば空間的形像の面が縁を持つとか...
戸坂潤 「物理的空間の成立まで」
...貧困のために零落しかかっているある神学校出の教師と手に手をとって家出をしてしまった...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...零下八十度にも九十度にもなるところで...
中谷宇吉郎 「冬ごもり」
...一四雪片が零度以上の気温の場所を通って来ると...
中谷宇吉郎 「雪」
...零下十度を昇らないこの雪の天国でも...
中谷宇吉郎 「雪三題」
...場塞(ばふさ)げで」と零(こぼ)した事も一二度あった...
夏目漱石 「門」
...いくら零落(おちぶ)れてても...
長谷川伸 「中山七里 二幕五場」
...正三はひとり岩波新書の『零の発見』を読み耽(ふけ)っていた...
原民喜 「壊滅の序曲」
...蕾のころか零れ散るころかがわたくしの心に叶うてゐる...
室生犀星 「冬の庭」
...半紙百零三頁(けつ)の一巻をなしてゐる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...予定はたしか午前零時から五時までだった...
山川方夫 「愛のごとく」
...鏡子は涙を零(こぼ)して居た...
與謝野晶子 「帰つてから」
...零細な幾千人の生活費になってゆくのである...
吉川英治 「宮本武蔵」
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