...やんごとない雲上(うんじょう)の女房でいらっしゃいましたから...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...今からそんな雲上(うんじょう)を言うものじゃないよ...
徳田秋声 「足迹」
...わたくしの身分とは……違うのでござりまする」「それは違いもしようが」「奥方様のお里は?」「それはいま申す通り堂上の生れ」「堂上のお生れと申しまするのは」「それは雲上(うんじょう)のこと...
中里介山 「大菩薩峠」
...山裾にこの下層雲を曳(ひ)いて雲上に聳(そび)えたっている...
中谷宇吉郎 「黒い月の世界」
...これこそ雲上の位にある女性にのみ特有のものであつた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...畢竟は京都雲上の人々竝に諸大名の下情に通ぜず...
福澤諭吉 「御時務の儀に付申上候書付」
...政府は雲上にありて国を司り...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...河竹黙阿弥が伯円の講釈の高評に動かされて「雲上野三衣策前」を劇化上演したのは明治七年十月であるから当然伯円が製作発表したのはその以前...
正岡容 「下谷練塀小路」
...しかし諸家知譜拙記(しよけちふせつき)と年々の雲上明鑑(うんしやうめいかん)とに徴して其大概を知ることが出来る...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...雲上明覧等の書を閲(けみ)すれば...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...親雲上のような称呼を普及させた...
柳田国男 「海上の道」
...奏任官が親雲上と職名に書くなど...
柳田国男 「故郷七十年」
...毎年宇治の銘(めい)を選んで雲上(うんじょう)に献(たてまつ)り...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...古くは雲上の御称号の文字を始め...
与謝野晶子 「激動の中を行く」
...雲上(うんじょう)にまで聞えているほど名のある者ではございませぬ」「その高徳とやらが...
吉川英治 「私本太平記」
...それ、今(いま)世(よ)の相(すがた)を見るに、雲上の月は、絶えまなく政権(まつり)の争奪と、逸楽の妖雲に戯(たわ)むれ下天(げてん)の草々は、野望の武士の弓矢をつつむ...
吉川英治 「親鸞」
...雲上は政権(まつり)の争奪と...
吉川英治 「親鸞」
...雲上には数多(あまた)の大臣(おとど)や高官がいるに違いないが...
吉川英治 「源頼朝」
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