...彼らは我ら日光に歩む間(うち)は我らと共なれども暗所に至れば我らを離るるものなり...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...東神奈川を離るれば...
大町桂月 「町田村の香雪園」
...離るれば倒れる(United we stand, divided we fall)という理由に基づいたものばかりであるというてよろしい...
丘浅次郎 「動物界における善と悪」
...実行と芸術とは離るべからざるものであつて...
田山録弥 「不思議な鳥」
...九つの歳(とし)父母に従うて東海道を下りし時こゝの水楼に魚(はや)の塩焼の骨と肉とが面白く離るゝを面白がりし事など思い出してはこの頃の吾なつかしく...
寺田寅彦 「東上記」
...たえて離るゝことあらず...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...船々相離るること十間ばかりにして風上より夷船へ乗掛け火を放ち...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...以て離る可からざるの関係を為せしに由り...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...写生に出でて写生を離るる事なり...
永井荷風 「小説作法」
...長野の地と相離ること遠からず...
長塚節 「草津行」
...離るるとも、誓(ちかい)さえ渝(かわ)らずば、千里を繋ぐ牽(ひ)き綱(つな)もあろう...
夏目漱石 「薤露行」
...わが殻(から)を離れんとして離るるに忍びざる態(てい)である...
夏目漱石 「草枕」
...歌が一般に優とか艶とかいふことを離るる能はざりしは事実なり...
正岡子規 「人々に答ふ」
...この外投者は常に走者に注目し走者基(ベース)を離るること遠き時はその基に向って球を投ずる事等あり...
正岡子規 「ベースボール」
...ここはT町を離るること一里半...
水野葉舟 「帰途」
...友と離るるよりは好んで父母を質に渡す...
南方熊楠 「十二支考」
...容易にひしとすがった男の膝を離るべくもない...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...魯は大夫より以下みな僭(せん)して正道より離るという情勢になった...
和辻哲郎 「孔子」
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