...けれどももうその時には雌の河童はにやにやしながら...
芥川龍之介 「河童」
...現に僕は気違いのように雄の河童を追いかけている雌の河童を見かけました...
芥川龍之介 「河童」
...忽(たちま)ち雄は雌の為に刺し殺されてしまうのである...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...どちらか一方が降参するまで雌雄(しゆう)を争わずにはいられなくなった...
芥川龍之介 「素戔嗚尊」
...」と夫人は急に雌鳥(めんどり)のやうに鼻息を荒くした...
薄田泣菫 「茶話」
...一羽の雉の雌をつかまえて...
田中貢太郎 「陳宝祠」
...ちよつと此の辺には見当らない綺麗な雌猫であつたから...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...雌に襲いかかることがある...
外村繁 「澪標」
...同じ種(スペーシス)の雄と雌とである...
中谷宇吉郎 「母性愛の蟹」
...雛(ひな)を養(やしな)っている雌鶏(めんどり)の傍(かたわら)に...
新渡戸稲造 「自警録」
...お猿はお玉と言って、利巧な雌猿、芸はうまいそうで」「――」「それに、気に入ったことに」「何が気に入ったんだ」「信吉には、綺麗な妹がありますよ、お浜と言って十九だそうで、洗いざらしの、縞もあやしくなった木綿の袷(あわせ)、兄の世話をしながら、内職の玩具を拵(こさ)えて居るが、これが大した代物だ」「娘のこととなると、恐ろしく眼が早いんだな」「井戸端に陣取って、一刻半も待ちましたよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それはそれとしてニコラスのほうはかならずしもアレクサンドラに雌伏したのではなく...
久生十蘭 「淪落の皇女の覚書」
...雄鶏(おんどり)と雌鶏(めんどり)の問答などを残(のこ)らず知っています...
アナトール・フランス 岸田國士訳 「母の話」
...雄花穂軸の本には少数の雌花があって毬彙(イガ)を結び...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...わたしはそこへ雌牛(めうし)を飼(か)いながら野でつんで来た草や花を...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...犠牲(にえ)をじゃらす雌豹(めひょう)のように...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...それは雌鶴らしく...
柳田国男 「故郷七十年」
...何といっても高い数十本の雌松雄松(めまつおまつ)である...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
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