...又或雌の小説家などはテエブルの上に立ち上つたなり...
芥川龍之介 「河童」
...雌の河童の脳髄を取り...
芥川龍之介 「河童」
...大同派より提出したる不信任案に對しても自ら雌黄を加へ...
石川啄木 「雲間寸觀」
...雌の方は乳が非常に張っていて...
魯迅 井上紅梅訳 「兎と猫」
...雄鶴雌鶴の啼(な)き分け...
岩野泡鳴 「猫八」
...多くは雌雄数匹(すひき)を孕(はら)みて...
巌谷小波 「こがね丸」
...しばらくして雌の方はどうやら天井裏をぬけ出して家の裏をめぐって戻って来たが雄の方はやっとなげしまで降りてそこでうろうろしながらしきりに哀泣をつづけて居る...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...雌猫(めねこ)のようなお辰が...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...彼ら公卿は表面武人に雌服し...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...それはそれとしてニコラスのほうはかならずしもアレクサンドラに雌伏したのではなく...
久生十蘭 「淪落の皇女の覚書」
...筒中(とうちゅう)に五雄蕊(ゆうずい)と一雌蕊(しずい)とが見られる...
牧野富太郎 「植物知識」
...花筒内(かとうない)に五雄蕊(ゆうずい)と一雌蕊(しずい)とがあり...
牧野富太郎 「植物知識」
...犠牲(にえ)をじゃらす雌豹(めひょう)のように...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...インドにもかかる説、『阿毘達磨倶舎論(あびだつまくしゃろん)』に出(い)づ、いわく、〈太海中大衆生あり、岸に登り卵を生み、沙内に埋む、還りて海中に入り、母もし常に卵を思えばすなわち壊(こぼ)たず、もしそれ失念すれば卵すなわち敗亡す〉、これ古人が日熱や地温が自ずから卵を孵すに気付かず、専ら親の念力で暖めると誤解するに因る)、〈雄上風に鳴き、雌下風に鳴く、風に因りて化す〉(親の念力で暖め、さて雄雌の鳴き声が風に伴(つ)れて卵に達すれば孵るのだ、『類函』四三八に、竜を画(えが)く者の方(かた)へ夫婦の者来り、竜画を観(み)た後、竜の雌雄状(さま)同じからず、雄は鬣(たてがみ)尖り鱗(うろこ)密に上(かみ)壮(ふと)く下(しも)殺(そ)ぐ、雌は鬣円く鱗薄く尾が腹よりも壮(ふと)いといい、画師不服の体を見て、われらすなわち竜だから聢(たしか)に見なさいといって、雌雄の竜に化(な)って去ったと出(い)づ、同書四三七に、斉の盧潜竜鳴を聞いて不吉とし城を移すとあり、予も鰐鳴を幾度も聞いた)、〈その交(つる)むときはすなわち変じて二小蛇と為(な)る、竜の性粗猛にして、美玉空青(ぐんじょう)を愛(め)づ、喜んで燕肉を嗜む(ローランの『仏国動物俗談(フォーン・ポピュレール・ド・フランス)』巻二、三二二頁に、仏国南部で燕が捷く飛び廻るは竜に食わるるを避けてなりと信ぜらるとある)、鉄および※草(もうそう)蜈蚣楝葉(せんだんのは)五色糸を畏る、故に燕を食うは水を渡るを忌み、雨を祀るには燕を用う、水患を鎮むるには鉄を用う、『説文』に竜春分に天に登り、秋分に淵に入る〉...
南方熊楠 「十二支考」
...仏語で雌雄鶏を併称してプール、雛はプーレ、これより出た英名パシルトリーは肉食採卵のため飼った鳥類の総称で鶏、七面鳥、鵝(が)、家鴨(あひる)、皆その内だ(同二二巻二一三頁)、伊語で雄鶏をガロ、雌鶏をガリナ、西語で雄ガヨ、雌ガイナ、露語で雄ペツーフ、雌クリツァなど欧州では雌雄別名が多い...
南方熊楠 「十二支考」
...孵(か)えた雛(ひよこ)は雌であった...
森鴎外 「鶏」
...前面の敵と雌雄を決すべきだと...
吉川英治 「三国志」
...主力と主力との雌雄(しゆう)を決せん――と...
吉川英治 「新書太閤記」
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