...雁(かり)がねが三羽揃った...
泉鏡花 「怨霊借用」
...死の舞踊(ぶよう)「――検事さん! 雁金さんは何処へ行かれた?」と...
海野十三 「恐怖の口笛」
...「雁金君なんかは僕にとっちゃたしかに敵だが...
戸坂潤 「思想としての文学」
...作者は明かに雁金に心惹かれた...
豊島与志雄 「「紋章」の「私」」
...錫(すず)の胴(どう)に水を盛って雁首(がんくび)から洩(も)れる煙がこの水の中を通って吸口まで登ってくる仕掛なのだから...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...石っころのように転げ出したのは雁字(がんじ)がらめのお品...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...煙管(きせる)の雁首(がんくび)で万年青(おもと)の鉢を引っ叩(ぱた)かれちゃ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...一人寐て雁を聴くかな味わろき宵の食事の幾時の後一人寝の所在なさに聴き耳を立てると雁の声が聴こえて来た...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...我々の折檻を受けたあとで煙管はいつも雁首の付根から割目がはいつてゐたのである...
牧野信一 「浪曼的月評」
...一本の雁来紅(はげいとう)は美しき葉を出して白い干し衣に映って居る...
正岡子規 「飯待つ間」
...こんな雁が飛んでゐるもんか...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...雁(がん)の方がずっと柄(がら)がいいし...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...雲井の雁は恥ずかしく思って聞きながらも...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...雁の群が西へ西へと渡っていた...
山本周五郎 「お美津簪」
...このあいだなどは乳母と日本橋(雁屋信助)へいって来て...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...一生安楽に暮される守護符(おまもり)になる……というので……もっとも雁八はその貰うた黒穂(くろんぼ)を白湯(さゆ)で飲んだと申しましたが……ハハハ……」6署長は感慨深そうに腕を組んで眼を閉じた...
夢野久作 「骸骨の黒穂」
...矢もまさに雁のあたまを見事に射抜いていたのであった...
吉川英治 「新・水滸伝」
...また秀潤な傑作といわれている六曲屏風一双の「蘆雁図」は...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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