「隘」の意味
狭い
小説での「隘」の使い方
...宗教は地上の人間の狭隘なる智能の範囲内に於(おい)て...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...隔離病舍は狹隘を告げて...
石川啄木 「赤痢」
...家庭の狭隘と自由の欠乏とが只(た)だ工場...
エンマ・ゴルドマン 伊藤野枝訳 「婦人解放の悲劇」
...母等の深き情緒中に含まれたる無限の愛と歓喜とを許すにはその範囲があまりに狭隘である...
エンマ・ゴルドマン 伊藤野枝訳 「婦人解放の悲劇」
...余は世に「リベラル」(寛大)なりと称する人が自己のごとく「リベラル」ならざる人を目して迷信と呼び狭隘と称して批難するを見たり...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...門の隘路に鉄条を張っていた...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...その応用稍々狭隘にして...
高木敏雄 「比較神話学」
...芭蕉去って後の俳諧は狭隘(きょうあい)な個性の反撥力(はんぱつりょく)によって四散した...
寺田寅彦 「俳諧の本質的概論」
...稍々狹隘自重に過ぎたるの嫌あれども...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...彼等は針小の眼孔を以て此貴重なる韻文を自己の狹隘なる感情の範圍内に置かんと欲する者に非(あらざ)るを得んや...
正岡子規 「字餘りの和歌俳句」
...かつその区別明瞭なるが故にこれを用うるの区域甚(はなは)だ狭隘(きょうあい)を感ずるなり...
正岡子規 「俳諧大要」
...両者並び試みざれば終(つい)に狭隘(きょうあい)を免れざらん...
正岡子規 「俳諧大要」
...狭隘(きょうあい)なる規模がよく自己の美想を現わすを得ざりしがためならん...
正岡子規 「俳人蕪村」
...予防的妨げの作用――戦争――大都市及び工場における暗黙のしかも確実な生命の破壊――多数貧民の狭隘な住居と不十分な食物――これらが...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...辨難等の如き狹隘なる利害なり...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...明石の磯の隘路(あいろ)あたりで敵のため手いたい目にあわぬかぎりもない...
吉川英治 「私本太平記」
...小倉之池に狭(せば)められたこの京口の隘路(あいろ)を取って...
吉川英治 「新書太閤記」
...旋回しながら風向きの良い高度を捕えて隘路を通過しようとした...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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