...間隔を隔(へだた)つてゐる爲か...
石川啄木 「鳥影」
...かならずみょうに隔世的夢幻(かくせいてきむげん)の感にうたれる...
伊藤左千夫 「河口湖」
...三十年を隔てて、前後の苦樂、餘りに遠く懸隔せる哉...
大町桂月 「白河の關」
...遠隔(えんかく)の地にいて調べられるだけの事は調べてしまった訳であるから...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...そこから道を隔てて向側の窪地は...
野上豊一郎 「ヴェルダン」
...祝言前の隔てを取去ろうとも...
野村胡堂 「十字架観音」
...此處から川を隔(へだ)てて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...隔(へだ)てなくしていらつしやいます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...」警部は俺の声名と風采とが余りに懸隔があると思つたらしかつた...
平出修 「畜生道」
...隔離を憐(あはれ)む者もなかつた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...隔離病室、男女不自由舎等これと同一で、これらの臨時附添はイロハ順に廻つて来るので一ヶ年一回は誰でも番があたる...
北條民雄 「続癩院記録」
...ちよつとこの題目ばかり見れば余り懸隔しをる故...
正岡子規 「俳諧大要」
...此の紫色の室は他の人の居る室から遙かに隔っている...
松永延造 「職工と微笑」
...遠く望めばブランデンブルゲル門を隔てて緑樹枝をさし交(か)わしたる中より...
森鴎外 「舞姫」
...生を隔てて相思う骨肉の情愛の如きは...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...外は小路を隔てて向側は他家(よそ)の塀で...
山下利三郎 「誘拐者」
...蒲(がま)で編んだ円座(えんざ)が二尺ほどの間隔をとって置いてある...
山本周五郎 「さぶ」
...恰度宿の主人がその日肋骨を折つて倒れたため三里隔てた牧園からN氏はかけつけて来たのであつた...
吉田絃二郎 「八月の霧島」
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