...「陶然とした表情で優雅に食事をする」...
...「陶然とした風景を眺める」...
...「陶然とした音楽に耳を傾ける」...
...「陶然とした心境で詩を読む」...
...「陶然とした空気感に包まれる」...
...晩酌に陶然とした忠太は...
石川啄木 「天鵞絨」
...主税も陶然たるもので...
泉鏡花 「婦系図」
...三杯目をあけると彼は早くも陶然となって...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「接吻」
...陶然として身を安楽椅子の安きに託したる武男は...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...陶然とよき心地(ここち)になりて浴を出(い)で...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...興に乗じて陶然として遊ぶのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...陶然として酔わしむるものがある...
中里介山 「大菩薩峠」
...宜い加減陶然とした二人でした...
野村胡堂 「大江戸黄金狂」
...八五郎が陶然(たうぜん)とした頃は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「ドテラ婆さん」と呼びならされて、本名の方は忘れられているギンは、赤毛氈(あかもうせん)のうえに、胡床(あぐら)をかいて、もう、だいぶん、陶然たる様子だ...
火野葦平 「花と龍」
...赤葡萄とシャムパンで陶然と夢心地...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...今でも陶然とする度毎には...
牧野信一 「城ヶ島の春」
...酔ふほどに気分は大きく、陶然とする僕は、北溟ニ巨魚アリ身ノ長(たけ)数千里仰ギテハ三山ノ雪ヲ吐キ横サマニ百川ノ水ヲ呑ムと非常にうたふのであつたが、そんなに広い処なので、誰もゐないと同様で、どこにも迷惑などは及ぼさぬのであつた...
牧野信一 「自烈亭」
...空想の虹に想ひを馳せて無言のリズムに酔つた如くに陶然としてうつとりと首を傾げてゐた...
牧野信一 「心象風景(続篇)」
...今や私のローマンスの世界に到達したかのやうな鮮やかな夢心地に陶然としてゐた...
牧野信一 「ダニューヴの花嫁」
...絶景を仰いで陶然たる詠嘆辞(さわり)をよみあげ...
牧野信一 「風流旅行」
...さうすると、今朝は、ここで、フアテイアの壺に白薔薇の花を咲かせて戴けるといふことになり、私は大儲けの悦びを持ち、先生は、忽ち陶然として、お互ひに誠にお目出度い朝になるといふものです...
牧野信一 「山彦の街」
...陶然としてしまつた加茂が関はず声を挙げて...
牧野信一 「夜の奇蹟」
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