...中でも太陰の光度の交互変化は自然民にとっては最も目に付きやすいものであった...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...山陰(やまかげ)にカインはいねず、夢おぼろ、烏羽玉(うばたま)の暗夜(やみよ)の空を仰ぎみれば、広大の天眼(てんがん)くわつと、かしこくも、物陰の奥より、ひしと、みいりたるに、わなゝきて「未だ近し」と叫びつつ、倦(う)みし妻、眠れる児等を促して、もくねんと、ゆくへも知らに逃(のが)れゆく...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...私が馬を伴(つ)れて往きましょう」ベルセネフは馬の轡をしっかり持って丘の陰の方へ歩きだした...
田中貢太郎 「警察署長」
...木立の陰のふかい××閣の大門の少し手前のところで...
徳田秋声 「仮装人物」
...これがために松陰の松陰たる価値において...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...浪子は実に日陰の花なりけり...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...今年下総葛飾(しもうさかつしか)の田園にわたくしは日ごとに烈しくなる風の響をききつつ光陰の早く去るのに驚いている...
永井荷風 「草紅葉」
...それに反して日陰の薄暗い路地は恰(あたか)も渡船の物哀(ものあはれ)にして情味の深きに似てゐる...
永井荷風 「路地」
...なつかしい緑陰の夢をつくるやうな...
萩原朔太郎 「宿命」
...成章は藤陰の名である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...想ふに藤陰の病は既に愈(い)えてゐたのであらう...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...しかし和紙は山陽よりも山陰の方に栄えました...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...樹陰のゆらぐ城内の道を辿(たど)れば...
柳宗悦 「民藝四十年」
...軈て彼女は森陰の中へ消えたとき...
横光利一 「悲しみの代價」
...つまり松陰の思想がですね...
吉川英治 「折々の記」
...空(むな)しく光陰の過ぎるのを恨みとしておる...
吉川英治 「三国志」
...陰の水屋には宗易(そうえき)の心くばりがはたらいている...
吉川英治 「新書太閤記」
...日陰の虫のような少年の心に...
蘭郁二郎 「夢鬼」
ランダム例文:
求刑 安名尊 案ずるより産むが安し
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??
