「限り」の意味
限度や範囲
「限り」の例文(場面別)
- 日常会話彼の優しさには限りがない。
- ビジネスこのプロジェクトの予算には限りがあるので、効率的に進める必要がある。
- ニュース政府は資源の限りを考慮し、新たな政策を打ち出した。
小説での「限り」の使い方
...いやしくも子供に関する限り...
芥川龍之介 「日本の女」
...そこにいくと新井田の奥さんの方はさもしさの限りだ...
有島武郎 「星座」
...ぞろぞろ飯ばかりかっ食らいやがって……」「出来ねえ限りもあんめえで……まアだ...
犬田卯 「おびとき」
...むしろ有る限りの激情をうちつけに具象化したものと考えられる...
高村光太郎 「美の日本的源泉」
...数限りもない流木が散らばり...
寺田寅彦 「柿の種」
...この密生した葉の林の中から数限りもない小さな生き動くものの世界が産まれる...
寺田寅彦 「芝刈り」
...理論的分析も一つの文章となる限りは修辞の性質も持つのだから...
戸坂潤 「科学的精神とは何か」
...ある限りの力を搾って...
豊島与志雄 「幻の彼方」
...主膳の秘策なるものに共鳴せずという限りはあるまい...
中里介山 「大菩薩峠」
...マドロスが検束なきふしだらで、この娘一人を独占し、女も女で、人もあろうに、あの眼の碧(あお)いウスノロのどこがいいのだと、さげすまない者は無いが、さて、これほど侮られ、にくまれながら、この二人の存在を如何ともすることができない所以(ゆえん)は、船の舵(かじ)をこの男が握っているからで、この男無き限り、他の船員に、まだ知らぬ大洋を安全に行き得る自信がない...
中里介山 「大菩薩峠」
...いやしくも歴史の有らん限りは我のみはかくてあるべしと云わぬばかりに立っている...
夏目漱石 「倫敦塔」
...この事に関する限り私の辞職は」総監は焦立って...
久生十蘭 「魔都」
...大二郎達でも現れぬ限り口も利かなかつたのに...
牧野信一 「心象風景(続篇)」
...自分というものが無念無想にならない限り...
正岡容 「寄席」
...しかる後に千変万化(せんぺんばんか)を尽さば興味限りなかるべくと存候...
正岡子規 「病牀六尺」
...又何かの機会でその婦人にお会いにならぬとも限りませんから...
松本泰 「日蔭の街」
...自分の蒐集(しゅうしゅう)した限りでは...
柳田國男 「地名の研究」
...彼の精神力のあらん限りでささえていたものが...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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