...東京から、大阪から、大町から、集って来た社の関係者が六人、臨時に委嘱した人が一人、仕方がない、一緒にお出でなさいで連れて行った社外の人が一人、これ等八人に対する案内と人夫とが十七人、通信用として上高地から出す予定になっていた人夫が五、六名……合計三十名を越える人達の、防寒具、食料、草鞋...
石川欣一 「可愛い山」
...折角油汗を流して苦辛した二葉亭の通信がしばしば大阪の本社で冷遇されて往々没書となったのは...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...契月氏は頻りとスケツチを取りに大阪の方へ出かけて来た...
薄田泣菫 「茶話」
...大阪を過(よ)ぎり奈良に遊んだが...
高浜虚子 「子規居士と余」
...計理士をしていて毎日大阪の事務所へ通い...
谷崎潤一郎 「細雪」
...阪急の方が開けたり新国道が出来たりしてから...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...大阪の江戸堀の旅舎では...
田山録弥 「大阪で」
...それから羽後の酒田港かういふ港々が絶えず船で大阪と結び附けられてあつた...
田山録弥 「西鶴小論」
...大阪におるん...
壺井栄 「二十四の瞳」
...東京の女性は椅子席で芝居のみを見て、幕間に食堂で食べ、廊下で、容色と衣裳とを見せる事に、すぐ慣れたが、大阪の女は、もし、松竹が、悉く、芝居を椅子席にしたなら、恐らく、不平を洩らして、拗ねるにちがい無い...
直木三十五 「大阪を歩く」
...帝国劇塲支配人山本氏余を赤阪の待合長谷川に招ぎ...
断膓亭日記巻之四大正九年歳次庚申 「断腸亭日乗」
...本土空襲にたいする民心調査班の一員になっていま大阪へ行っているということだった...
久生十蘭 「ノア」
...この二朱のお金を大阪屋に持(もっ)て行(いっ)て厚(あつ)う礼を述べて返して来いと申して...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...是より先大阪の正金支店で露都宛の為替を組まうとして拒絶された...
二葉亭四迷 「旅日記」
...東京では、すし屋へ行っても、おどりを食わせる店は少いし、あっても活きが悪くて、大阪の如く、尻ッ尾が、ピチッピチッと動いたりしない...
古川緑波 「このたび大阪」
...大阪では佐竹家藏屋敷(くらやしき)の役人等が周旋して大賈(たいこ)の書を請ふものが多かつた...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...きょうの後場(ごば)の大阪電話はこの調子だと来ないかも知れません」と云っても叔父は以前のように「千里眼だ」なぞ云って冷笑しなくなった...
夢野久作 「鉄鎚」
...わっしは大阪東奉行所の手先です...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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