...鈎の先で船室小盗(ケビンそうぢ)でもするのが関の山だ...
有島武郎 「かんかん虫」
...おそらく顔色変えて逃げ出してしまうくらいが関の山であろう...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...精だすぐらいが関の山ですよ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「熊」
...いっそう打悄れるのが関の山です...
中里介山 「大菩薩峠」
...人間もああ来なくっちゃあ駄目だ」「君にはああ落ちついちゃいられないよ」「保津川が関の山か...
夏目漱石 「虞美人草」
...生来の倹約家(しまつや)だが、実際、僅の手間では、食って行くのが、関の山で、稀(たま)に活動か寄席へ出かけるより外、娯楽(たのしみ)は享(と)れ無い...
羽志主水 「越後獅子」
...せいぜい農奴の二十人か三十人も持っているのが関の山で...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...せいぜい自分の別荘にロシア好みの小屋を建てる位が関の山だ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...せいぜいジプシイか大露西亜人(モスカーリ)の真似ごとぐらゐが関の山ぢや...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...偶々懐中の裕なるときとて高々濁酒の酔を買つて権現境内秋祭の一夜あはれにもいとしい猫と鼠の見世物など覗いて見るのが関の山の日夜なのであつた...
正岡容 「滝野川貧寒」
...関の山のように思われる...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...弱い枝に支柱を立ててやるくらいが関の山だとのことでございます...
三澤勝衛 「自力更生より自然力更生へ」
...さもすばらしい特権であるかのごとくにうれしがるくらいが関の山であろう...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...二十両が関の山なんだ」「結構結構...
吉川英治 「雲霧閻魔帳」
...降将の待遇としては関の山でしょう...
吉川英治 「三国志」
...細々と世間から生かしてもらうぐらいが関の山で生涯を送ってしまうぞ...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...また関の山の時のように...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...海の色が磨き上げられたやうにかがやきはじめたころは汽車の窓からは下ノ関の山が見えた...
吉田絃二郎 「八月の霧島」
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