...掲げてある小さい門標には「池谷控家」の四字が青銅の浮き彫りに刻みつけてあった...
海野十三 「蠅男」
...「池谷控家」と門標のうってある文化住宅のなかへズンズンと入っていった...
海野十三 「蠅男」
...門や柱は大破の儘になつてゐる一軒の家に萱原といふ門標が出てゐた...
高浜虚子 「落葉降る下にて」
...菊が一層霜枯れてゐる許りで門標にも其他にも何の異変も無かつた...
高浜虚子 「落葉降る下にて」
...その「戦死」の二字を浮(う)かした細長く小さな門標(もんぴょう)は...
壺井栄 「二十四の瞳」
...名誉の門標はいつのまにか火鉢(ひばち)の引出(ひきだ)しから...
壺井栄 「二十四の瞳」
...小さな「名誉の門標」は...
壺井栄 「二十四の瞳」
...「門標」の妻は、しばし立ちどまってそれを眺(なが)めた...
壺井栄 「二十四の瞳」
...それらの家々の路地奥にある待合や芸妓家の門標であることに気のついた頃はそうした軒燈を幾つとなく見て過ぎた...
富田木歩 「小さな旅」
...賢吾氏が一人さびしく朱絃舎の門標のある家に残っているのを見ると...
長谷川時雨 「朱絃舎浜子」
...それに門標を探した...
堀辰雄 「風景」
...これでも戦災前は知名人の門標もちらほら目立つほどの静雅な邸宅続きのブルジョア小路だつたのである...
宮地嘉六 「老残」
...それでも門標はすぐ剥(は)がされた...
横光利一 「微笑」
...」とうとう門標が戻って来た...
横光利一 「微笑」
...門標につながる縁もあって彼は栖方に色紙を書いた...
横光利一 「微笑」
...何気なく門標を見ると...
吉川英治 「剣難女難」
...今では旅川周馬の門標が打ってあるその屋敷には相違ないのである...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...その一番はずれに柳下という門標が出ていた...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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