...当時の国士的記者気質(かたぎ)から月給なぞは問題としないで天下の木鐸(ぼくたく)の天職を楽(たのし)んでいた...
内田魯庵 「三十年前の島田沼南」
...人生の説明者たり群集の木鐸たる文人はヨリ以上冷静なる態度を持してヨリ以上深酷に直ちに人間の肺腑に蝕い入って...
内田魯庵 「二十五年間の文人の社会的地位の進歩」
...停車場から鐸の音が...
オイレンベルク Herbert Eulenberg 森鴎外訳 「女の決闘」
...世論の機関――「社会の木鐸」其の他――だと自負するのに無理はないが...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...殊に今日で最も歴史上の疑問とせらるゝ銅鐸はやはり支那文化の傳來と重大なる關係を有するに違ひないが(此の事に就ては別に自分の意見を發表する機會あるべし)その分布の迹は近來に至つてます/\明瞭になつて來た...
内藤湖南 「日本上古の状態」
...其の銅鐸の手本となつた支那器物は...
内藤湖南 「日本文化とは何ぞや(其一)」
...風鐸遠く野に響き...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...この銅鐸(どうたく)は今(いま)まで古墳(こふん)から出(で)たことはなく...
濱田青陵 「博物館」
...木鐸が鳴つて間もなくお午が運ばれるのだ...
牧野信一 「天狗洞食客記」
...元来学者というものは物識りと相場が極って居り社会の木鐸とならねばならぬものだが...
牧野富太郎 「植物記」
...論説を書いた人々は社会の木鐸であるというその時分愛好された表現そのままの責任と同時に矜持もあったことだと思う...
宮本百合子 「明日への新聞」
......
三好達治 「測量船」
...古い本堂の鐸鈴(たくれい)にひびいたりした...
室生犀星 「性に眼覚める頃」
...しかも鐸鈴まで添えられて祠り込まれた...
室生犀星 「幼年時代」
...誰も起きていないのに本堂で鐸(たく)が鳴るんだもの...
室生犀星 「幼年時代」
...けたゝましく鐸(ベル)を振つた...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 森林太郎訳 「駆落」
...わたくしは風鐸にまで注意していなかったので...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...わたくしは風鐸にまで注意してゐなかつたので...
和辻哲郎 「月夜の東大寺南大門」
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