...慶長二年三月上旬鏤刻(るこく)也」の二行を縦書す...
芥川龍之介 「奉教人の死」
...彼等が曾(かつ)て鏤(ちりば)めたる宝玉は...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...寸隙(すきま)なく鏤(ちりば)められた...
泉鏡花 「婦系図」
...彫心鏤骨の技巧實に燦爛の美を恣にす...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...海面を鏤(ちりば)めて漂い...
太宰治 「人間失格」
...鏤心の秋、琴も文も同じ事なり、まづしい精進をつづけて行かうと思ひます...
太宰治 「文盲自嘲」
...宝石を鏤(ちりば)めた琥珀(こはく)の煙草(シガレット)ケースを開く...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...それに大振りな珊瑚(さんご)のまわりに小粒の真珠を鏤(ちり)ばめたのなど...
徳田秋声 「仮装人物」
...その鍔(つば)といいその小柄(こづか)といい黄金を装い宝玉を鏤(ちりば)め...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...銀(しろがね)の月を鏤(き)つて御足(みあし)の台とすることがかなひませぬならば...
ボードレール 富永太郎訳 「或るまどんなに」
...数々の名跡を周辺に鏤めようとも...
豊島与志雄 「画舫」
...星を鏤(ちりば)めた暗澹(あんたん)たる馬車に駕(が)せる天使の頭髪のようで...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...彫心鏤骨(ちょうしんるこつ)の苦心をしているとうぬぼれるのは...
野村胡堂 「胡堂百話」
...金を鏤ばめた酒杯などもあるが...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...星のやうな黄色い花で點々と鏤(ちりば)められてゐた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...私はここにお前の名と姿と霊とを決して消える事のない深さで鏤刻(るこく)しよう...
柳宗悦 「民藝四十年」
...それらの陥没と原初の緑っぽい石鹸石の上に鏤められた当惑するような点の集団との間に...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
...星を鏤(ちりば)めたあたりは摺り切れない...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
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