...鎧と体とが離れ/″\になって...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...河内介は鎧(よろい)に蒸された肌の上がぞうッと総毛立(そうけだ)つのを感じた...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...光る青銅の鎧穿ちて先頭に進みて槍を打ち揮ふ――アイナイアースの手に因りて斃れんことを望みたるアレース彼を勵ませり...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...黄銅鎧ふアカイアの一人も彼に先んじて...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...『美なる汝の鎧いま敵手にあるを我も知る...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...鎧も、甲も、ぷすりぷすりだ」「躾(しつ)けられんか...
直木三十五 「近藤勇と科学」
...「うむっ」呻きとも、叫びともわからぬ声がして、脣を、きつく噛んだ刹那、鎧通が、頸動脈を突き通したらしく、濃い、太い、勢のいい鮮血が、二尺余りも、横ざまに飛んだ...
直木三十五 「南国太平記」
...鎧通しの短刀の鞘を一つ見付けました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...再びどつしりと鎧を背中に背負ふと...
牧野信一 「鬼の門」
...緋縅の鎧着たる阿修羅の蜂を抱へ込み...
牧野信一 「ベツコウ蜂」
...酒丸安樂寺境内裏の笹山にて緋毛氈敷二人自害一人は宇都宮左衛門 傍に肩先鐵砲受候者一人居候を生捕斬首宇都宮は紫緘の革の鎧陣羽織を着其上ござ着て打たれ申候大小一腰金子二十兩有之西岡自殺鎧傍に捨あり金銀糸にて縫候もの着用外三人亦綸子金銀の縫也栗原にてきり取候十二の首は俵に詰め馬につけ土浦へ送申候慘話續々...
横瀬夜雨 「天狗塚」
...瀟々(しょうしょう)と秋を鎧(よろい)の袖に告げてきた...
吉川英治 「篝火の女」
...四方にかけあるいている使番(つかいばん)もすべて上(かみ)は鎧装(がいそう)陣羽織(じんばおり)...
吉川英治 「神州天馬侠」
...「…………」藤吉郎は、鎧(よろい)や、太刀に固めている身もわすれて、息もせず見惚(みと)れていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...妻の白い顔や、乳のみ子が、眼にあって、いつになく、鎧の重さが、身にこたえた...
吉川英治 「平の将門」
...――それが坂東武者の粗鉄(あらがね)のかぶとや鎧に射当って...
吉川英治 「源頼朝」
...背中から見ても身体じゅうを鉄の鎧(よろい)で固めているように...
吉川英治 「宮本武蔵」
...時折鎧戸が残っていて...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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