...円錐(コーン)と呼ぶよりも寧ろ円屋根(ドーム)と言いたい」と記述されている...
石川欣一 「可愛い山」
...途端(とたん)に一弾飛びきたって左肩に錐(きり)を突きこんだ疼痛(とうつう)を感じた...
海野十三 「蠅男」
...圓錐形の榛名富士あらはれ...
大町桂月 「冬の榛名山」
...あばら骨に錐(きり)は刺され肺気腫(はいきしゆ)噴射のとめどない咳(せき)...
高村光太郎 「智恵子抄」
...水に溶けた物質が析出沈積して曲線的円錐体(えんすいたい)を作る...
寺田寅彦 「自然界の縞模様」
...針か錐(きり)かのようなもので突き破られていたからです...
中里介山 「大菩薩峠」
...その名を錐(きり)で揉み込むほど強く木片に認(したた)めて...
中里介山 「大菩薩峠」
...実際頭に角錐の付いた六角柱の雪の結晶で...
中谷宇吉郎 「雪」
...角柱の頭に角錐がついたもので...
中谷宇吉郎 「雪」
...あいにくその錐は人から与えられる事もなく...
夏目漱石 「私の個人主義」
...この嚢を突き破る錐は倫敦(ロンドン)中探して歩いても見つかりそうになかったのです...
夏目漱石 「私の個人主義」
...老若の見物人で立錐の余地もなく...
牧野信一 「サクラの花びら」
...その円錐花叢は疎にしてその小穂は数少なく...
牧野富太郎 「植物記」
...ハチクの花状はマダケとは大いに趣を異にしその円錐花叢は短くして小箒状に簇集し苞ありと雖ども小形にしてその苞頭の小葉また甚だ細小なり...
牧野富太郎 「植物記」
...なかには時計の修繕に用いるヤットコのような、錐のような、釘抜きのような機械が二個三個入っていて、なんとその下に十円紙幣が百枚ちかくも重なっていた...
正岡容 「寄席」
...まん丸な木や、円錐形の木や、三角の芝生や、五角の花畑などが幾何学的に井然(せいぜん)として居るのは、子供にも俗人にも西洋好きのハイカラ連にも必ず受けるであらう...
正岡子規 「病牀六尺」
...丘は街の三条の直線に押し包まれた円錐形の濃密な草原で...
横光利一 「街の底」
...三本錐に見舞われて...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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