...老人は太いこぶした古枝を鋸で引いて居たが...
石川三四郎 「馬鈴薯からトマト迄」
...雪凍りて堅(かた)きゆゑ雪を大鋸(おほのこぎり)にて(大鋸○里言に大切(だいぎり)といふ)ひきわりてすつる...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...真に鋸(のこぎり)の歯のようにとがり立った輪郭は恐ろしくも美しい...
寺田寅彦 「旅日記から(明治四十二年)」
...縄(なわ)や鋸(のこぎり)や斧(おの)をもっています...
豊島与志雄 「山の別荘の少年」
...両室共に牢の格子が鋭利なる鋸(のこぎり)の類で挽(ひ)き切られていたのを...
中里介山 「大菩薩峠」
...小さな鋸(のこぎり)などの類(たぐい)であります...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼(かれ)は南(みなみ)の家(いへ)から借(か)りた鋸(のこぎり)で大小(だいせう)の燒木杙(やけぼつくひ)を挽切(ひつき)つた...
長塚節 「土」
...鋸(のこぎり)と手斧(ちょうな)とマッチが食料品と同様に雪の山では必需品であることを実例で教えてくれたのはこの老人であった...
中谷宇吉郎 「雪の十勝」
...頭蓋骨に鋸で穴をあけるトレパネーションのような手術が石器時代に行われていたことは...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...廻し鋸を入れて少しずつ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...鋸(のこぎり)も鉋(かんな)も鑿(のみ)もありますが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...鋸で幹を伐る音をきかせ...
長谷川時雨 「春宵戲語」
...種々の木材の線維や鋸屑およびスパイス類や種々の粉薬に見つかる多くの混ぜ物は...
アーサー・ヒル・ハッサル Arthur Hill Hassall, M.D. 水上茂樹訳 「食品とその混ぜ物処理」
...鋸(のこぎり)で柱をゴシゴシ引いて...
原民喜 「壊滅の序曲」
...それ/″\両方の頭を鋸(のこぎり)でひいて...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...鋸屋は腕を投げだした...
本庄陸男 「石狩川」
...葉縁には尖(する)どき細鋸歯が駢(なら)んで扱(しご)けばよく手を切る事は人の知っている通りである...
牧野富太郎 「植物記」
...鋸の齒が小刀のやうに尖つてゐた...
室生犀星 「京洛日記」
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