...今は畠を深く鋤耕して深く太陽の光を地下に注ぎ...
石川三四郎 「百姓日記」
...鋤(すき)を持出してどしどし掘り下げた...
魯迅 井上紅梅訳 「兎と猫」
...遠州金谷ヶ原で刀とる手に鋤鍬をもち...
心猿 「桜もち」
...サヒは鋤であり武器でもある...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...もう一人の男が墓地の方で頻(しき)りに鋤(すき)を動かしてゐるのが見えた...
田山花袋 「ある僧の奇蹟」
...自分が始めてこの根本家を尋ねた時、妻君が頻(しき)りに、鋤(すき)、鍬(くは)等を洗つて居た田池(たねけ)――其周囲には河骨(かうほね)、撫子(なでしこ)などが美しくその婉(しを)らしい影を涵(ひた)して居た纔(わづ)か三尺四方に過ぎぬ田池の有つた事を...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...卿は狂人であったのです」高い帽子をいただき鋤を担いだゴーの黒い影法師が暮れ行く空に朧げな外線を劃(かく)しながら窓硝子を過ぎて行った...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「作男・ゴーの名誉」
...片手(かたて)でマレイの鋤(すき)に...
フョードル・ドストエフスキー 神西清訳 「百姓マレイ」
...この畑はすっかり鋤き返されてしまったから...
トルストイ Tolstoi 菊池寛訳 「イワンの馬鹿」
...勝海舟や栗本鋤雲(くりもとじょうん)あたりを江戸ッ児の粋(すい)なるものとすれば...
中里介山 「大菩薩峠」
...荊分け鋤とりい行き...
長塚節 「長塚節歌集 上」
...土工たちは一斉に鋤を入れた...
野上豊一郎 「七重文化の都市」
...腕は真陰流に固ッていても鋤鍬(すきくわ)は使えず...
二葉亭四迷 「浮雲」
...びっくりした黒人は眼と口とをできるだけ大きく開き、鋤を落して、膝をついた...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「黄金虫」
...畑に棄てられた鋤だとか...
堀辰雄 「春日遲々」
...早已把犂鋤...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...鋤鍬部隊の五千は...
吉川英治 「三国志」
...一方は鋤車(すきぐるま)のうしろに...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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