...私の罪は唯内省の過敏に釣合ふ程の旺盛な發動力を持つてゐないことであつた...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...本書では全体との釣合上...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...室の広さに釣合のとれぬ程大きい暖炉(ストウブ)があつて...
石川啄木 「菊池君」
...室の廣さに釣合のとれぬ程大きい煖爐(ストーブ)があつて...
石川啄木 「菊池君」
...彼の一本の肢(あし)で薪の上に釣合いを取られていた穂は彼の不注意な支えを抜けて地面に落ちた...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...それでも髪だけは片はずしであることが不釣合いだともなんとも気がつかないほどに...
中里介山 「大菩薩峠」
...そんなに不釣合いのものじゃないと思いました...
中里介山 「大菩薩峠」
...釣合の位置から少し動かした場合に...
中谷宇吉郎 「立春の卵」
...十九のお富が不釣合とは言わさねえ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...身分が釣合はねば思ふ事も自然違ふて...
樋口一葉 「十三夜」
...散文詩などはなはだ不釣合なのである...
久生十蘭 「魔都」
...その親類に「御」の字をつけるのは不釣合だ...
三田村鳶魚 「中里介山の『大菩薩峠』」
...両足獅のごとく尾不釣合に長く...
南方熊楠 「十二支考」
...その気質に適した学問の力とで釣合よく落つきの出来た眼差しで朝子と素介とを見較べながら云った...
「一本の花」
...勿論釣合の上のことで...
宮本百合子 「九州の東海岸」
...いかにも不釣合である...
森鴎外 「雁」
...今でも餅臼(もちうす)が是と不釣合(ふつりあい)に小さいのを見てもわかる...
柳田国男 「木綿以前の事」
...如何にも巧みに釣合を取られているからちょっと気が付かないので...
夢野久作 「暗黒公使」
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