...ぬかづける野辺に...
上里春生 「或る月夜に」
...Tさんの葬儀に列して(二月十六日午後)・野辺のおくりのすすきはよろしいかな・南無阿弥陀仏もう鴉がきてゐる墓石に帽子をのせ南無阿弥陀仏・これが一生のをはりの...
種田山頭火 「其中日記」
...野辺地(のへじ)の浜に近い灌木の茂った斜面の上空に鳶(とんび)が群れ飛んでいた...
寺田寅彦 「札幌まで」
...古くから上野辺に住んでいた小村には親の代から馴染(なじみ)の深い...
徳田秋声 「仮装人物」
...やがて野辺(のべ)のおくりをもなさしめ玉ひけり...
永井荷風 「礫川※[#「彳+淌のつくり」、第3水準1-84-33]※[#「彳+羊」、第3水準1-84-32]記」
...春の野辺(のべ)の麗(うらら)かさを彷彿(ほうふつ)させるもので...
野村胡堂 「楽聖物語」
...野の寂寥(せきりょう))は野辺(のべ)の静けさを歌ったブラームスらしい淋しい歌だ...
野村胡堂 「楽聖物語」
...創立者の野辺知翁が死んでから萎微していたのを...
長谷川時雨 「渡りきらぬ橋」
...彭城千里は野辺の草まで朕に従つた...
牧野信一 「悲しき項羽」
...山々にあたつた光りが前夜の雨に洗はれた白い村や野辺に滑つてゐた...
牧野信一 「木枯の吹くころ」
...例えば「山ぶきの咲きたる野辺のつぼすみれこの春の雨に盛りなりけり」あるいは「茅花ぬく浅茅が原のつぼすみれ今盛りなり吾が恋ふらくは」などがこれである...
牧野富太郎 「植物記」
...幼き時より今に至るまで野辺の草花に伴ひたる一種の快感は時としてわれを神ならしめんとする事あり...
正岡子規 「わが幼時の美感」
...野辺山……それを抜けてズンズン行けば秩父へ出られる……何度も...
三好十郎 「おりき」
...このまま野辺山へ汽車で行っちまえないかしら...
三好十郎 「樹氷」
...私の詩は「野辺のゆきき」という題であった...
柳田国男 「故郷七十年」
...野辺(のべ)のけしきは既に春...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...そこらの野辺の花など手向(たむ)けられていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...天下の野辺におさがし下さい」「それほどな女性(にょしょう)が世にいようか」「あははは...
吉川英治 「平の将門」
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