...重兵衞は重々しく首を傾(かし)げて...
石川啄木 「赤痢」
...重々恐れ入ります...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...やがて重々しく唇をひらいた...
海野十三 「宇宙尖兵」
...重々しい調子で云った...
大阪圭吉 「白妖」
...「それは伊右衛門殿が重々悪い...
田中貢太郎 「四谷怪談」
...ちょうど重々しく沈鬱(ちんうつ)なしかも若く美しい公子でも見るような気がした...
寺田寅彦 「病室の花」
...彼は重々しい霧のなかを彷徨(さまよ)うているかのようであった...
富ノ沢麟太郎 「あめんちあ」
...椅子の上に重々しく身を揺っていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...漆喰(しつくひ)の重々しい扉は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...なんともいえないほど重々しいものだった...
久生十蘭 「だいこん」
...窓から覗いて重々しく...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...(私はへんに重々しげなアクセントによつて彼が露西亞人らしいのを認めた)――いま自分のところには階下に小さな部屋が一つ空いてゐるきりだ...
堀辰雄 「旅の繪」
...重々しく呼びかけた...
水野仙子 「女」
...きれいな男の左中弁が重々しい神さびた調子で詩を読み上げるのが感じよく思われた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...その御精神は重々...
夢野久作 「爆弾太平記」
...それがしにとっても重々...
吉川英治 「新書太閤記」
...……これでも苫(とま)の内は人間の住んでいる世帯だぞ」すると、姿にも似げなく――その侍は両手をつかえて、「お宥(ゆる)しください」素直に、すぐ謝って、「重々、済まぬこととは心得ていたが、一身の危急、つい前後を顧みている遑(いとま)もなく、お船の内へ隠れ込んだ...
吉川英治 「旗岡巡査」
...不孝の罪重々ながら...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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