...又実に醇篤なる信仰を有したる天下の蒼生をして...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...寧ろ人間の清醇なる本性に基く藝術感であるからである...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...以て其醇分を代表するの意見を製造するものゝ如し是れ自ら黨首の器にして...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...其の私生涯は醇粹なる私生涯にして殆ど公衆と何の交渉する所なし...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...お雪の如きは正直とも醇朴(じゅんぼく)とも言える...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...妙子のように美妙な芳醇(ほうじゅん)な...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...豊醇に熟(う)れきった身体のこなしが...
火野葦平 「花と龍」
...』『余り醇いわ、兄さんは...
広津柳浪 「昇降場」
...倉一杯に溢れる醇々たる酒の靄は...
牧野信一 「鬼涙村」
...鵜川子醇、通称は純二、茶山の旧相識である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...其弟醇が児玉氏にかよひ始めた日を...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...醇中(じゆんちゆう)に疵(し)を交ふることを免れない...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...決して念仏に醇化(じゅんか)したものとは申されません...
柳宗悦 「益子の絵土瓶」
...芳醇(ほうじゅん)な薫(かお)りは昼の無念を掻き消し...
吉川英治 「剣難女難」
...かくして唐代の詩や絵画や美術に見られるような豊醇な様式が作り出され...
和辻哲郎 「鎖国」
...その醇美な衣裳、豪奢な装飾、珍奇な鳥の羽に飾られた王冠、すべて臣下のまねし得られぬものであった...
和辻哲郎 「鎖国」
...すなわちギリシア仏教的様式の醇化と認めらるるものと推古様式のギリシア化と認めらるるものとのいずれもが止揚せられて...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...かつて初めて向陵の人となり今村先生に醇々として飲酒の戒を聞いたその夜...
和辻哲郎 「霊的本能主義」
便利!手書き漢字入力検索
