...皆んな其の仕事の報酬を得られる事になるのだ...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...今と違ってマダ操觚者(そうこしゃ)の報酬の薄かったその頃に三十になるかならぬかの文筆労働者でこれだけの家を建築したのは左も右くも成功者であった...
内田魯庵 「美妙斎美妙」
...彼は恐らく谷山から莫大な報酬を受取ったのであろう...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...あなたをお気の毒に思ったからです」明智は負けずに応酬する...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...悪の報酬は必ず不幸ときまつて了つては...
田山録弥 「ある時に」
...二人はまさに受くべき恋の報酬を受けた...
田山花袋 「蒲団」
...其報酬に神々は汝に寵を賜ふべし...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...三木もそれにつりこまれて憤慨的言論で応酬したが...
豊島与志雄 「三木清を憶う」
...お延はまた夫のこの驚きをあたかも自分の労力に対する報酬のごとくに眺めた...
夏目漱石 「明暗」
...第十四章 報酬以上の務め愉快なる台湾旅行中の不快しばしば台湾(たいわん)を旅行するに...
新渡戸稲造 「自警録」
...その後ブラームスはシューマンの恩顧(おんこ)に酬(むく)いるためにシューマンの作品や図書の整理をし...
野村胡堂 「楽聖物語」
...百弗(ドル)の報酬を得てホテルに駈込(かけこ)んだ時には...
長谷川時雨 「マダム貞奴」
...報酬に脚を遣(や)ろうと約したに今以て履行せず...
南方熊楠 「十二支考」
...持ち針をちょいちょいと髪へなすりつけながら酬いた...
矢田津世子 「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」
...少なき酬いに甘んずる品物がかえって絶大な酬いを得るのです...
柳宗悦 「民藝とは何か」
...殆んど無報酬でやっていると聞いた...
山本周五郎 「さぶ」
...獄門橋で脅迫された仲間(ちゅうげん)に匕首(あいくち)を酬(むく)いた時のすごい動作などというのも...
吉川英治 「江戸三国志」
...献酬(けんしゅう)のあいだに打ち笑って...
吉川英治 「新書太閤記」
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