...お庄は始終磯野に話しかけるお増の様子に気を配ることを怠らなかった...
徳田秋声 「足迹」
...にわかに足元に気を配るようになり...
徳田秋声 「縮図」
...子供のほうへ心を配る余裕がなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...落ちる谷間に眼を配る...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...袂の中から襟の裏まで気を配るので...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...落雁(らくがん)を一個二個ずつ配ると...
長谷川時雨 「旧聞日本橋」
...どうでしょうか」「幾つずつ配るもンだ?」「そうね...
林芙美子 「清貧の書」
...「全々遊戯のつもりでゐれば好いんだから――」などゝ気を配ると...
牧野信一 「南風譜」
...もし道修町(どしょうまち)の薬屋の若旦那新護(しんご)花嫁を迎へし喜びに祝の句を集めて小冊子となしこれを知人に配るとすれば風流の若旦那たるを失はず...
正岡子規 「墨汁一滴」
...「ああああ夜になるのかなあ」と思うと急にあたりに気を配る――午後六時...
宮本百合子 「秋風」
...内祝之赤飯配る...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...主人側のものを配ると云うような...
森鴎外 「百物語」
...「彼も軍のすべての場所に目を配ることができなかったから...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...そこへ余(あま)ったヲンヂたちを配るのである...
柳田国男 「木綿以前の事」
...菓子の代金だけの切手を配るのである...
山本周五郎 「季節のない街」
...近所の子供たちに飴玉(あめだま)を買って来て配る...
山本周五郎 「季節のない街」
...女たちは洗濯や炊事や湯茶を配る役になったから...
山本周五郎 「さぶ」
...それを配るのは、私の知っている村の青年にやらせますから」「いや、手前は、生来悪文の質(たち)ですから、ひとつそれは、劉長兄に起草していただこう」「いいや、あなたは多年塾を持って、子弟を教育していたから、そういう子弟の気持を打つことは、よくお心得のはずだ...
吉川英治 「三国志」
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