...――どういうのが入船で、どういうのが出船かは、お酉さまの晩、美佐子とも話し合ったことであった...
高見順 「如何なる星の下に」
...美佐子はお酉さまの晩に...
高見順 「如何なる星の下に」
...父は車を引張ってお酉様(とりさま)の熊手を売りにゆく...
高村光太郎 「回想録」
...廿二日、己酉、霽、地震、鷺の怪の事、御占を行はるるの処、重変の由之を申す、仍つて御所を去つて、相州の御亭に入御、亭主は他所に移らると云々...
太宰治 「右大臣実朝」
...明後日が初酉の十一月八日...
永井荷風 「里の今昔」
...やがて酉刻(むつ)(六時)になつても酉刻半(むつはん)(七時)になつても準備の物々しさに似ず...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...酉刻(むつ)(六時)まで両国の小屋にいて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「あれは下男の酉松(とりまつ)ですがね...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...酉刻(むつ)少し過ぎかな...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...『酉陽雑俎』十六に...
南方熊楠 「十二支考」
...その三百十一此年文久辛酉に柏軒の第三子平三郎が生れた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...その日の酉(とり)の下刻(げこく)に...
森鴎外 「護持院原の敵討」
...天保八酉年十月廿六日」と彫ってある...
森鴎外 「渋江抽斎」
...酉町(とりのまち)の熊手(くまで)など...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...ゆうべ酉(とり)の刻(こく)さがりに長橋のおばあさまが亡くなられた...
山本周五郎 「日本婦道記」
...古風な酉の町などにはむしろこんな殺風景もかえって相応...
山本笑月 「明治世相百話」
...たとえば法住寺殿(ほうじゅうじでん)合戦の当日の記事でも、九条兼実の玉葉には「――十一月十九日、己酉(キイウ)、天(テン)陰(カゲ)ル、時々小雨」とあるが、藤原経房の吉記(きっき)だと「十一月十九日、己酉、天(テン)霽(ハ)レル」とあり、その日の天候さえ、人によって表現がちがう...
吉川英治 「随筆 新平家」
...酉兵衛の脇差の柄(つか)へ...
吉川英治 「無宿人国記」
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