...その年はちょうど三十何年目に一度廻って来る家(うち)の大祭の年に当り、祭は鄭重を極め、正月中掲げられた影像の前には多くの供え物をなし、祭器の撰択が八釜(やかま)しく行われ、参詣人が雑沓(ざっとう)するので泥棒の用心をしなければならぬ...
魯迅 井上紅梅訳 「故郷」
...そして閾際(しきゐぎは)に立つて鄭寧(ていねい)に胡麻白頭(ごまじろあたま)を下げてお辞儀をした...
薄田泣菫 「茶話」
...おい、鄭君、こんなやつと真向(まとも)に口利くことないんだ...
林不忘 「安重根」
...出来るだけ鄭重(ていちょう)に...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...平然としてそして鄭重だった...
豊島与志雄 「霧の中」
...鄭樵の通志がそれである...
内藤湖南 「支那史學史概要」
...鄭樵の通志は劣ると言はれてゐるのであるが...
内藤湖南 「章學誠の史學」
...即ち有名な鄭道昭...
内藤湖南 「北派の書論」
...「この間比田(ひだ)の所をちょっと訪ねて見ました」島田の言葉遣はこの前と同じように鄭重(ていちょう)であった...
夏目漱石 「道草」
...一旦横風(おうふう)の昔に返った彼の言葉遣がまた何時の間にか現在の鄭寧(ていねい)さに立ち戻って来た...
夏目漱石 「道草」
...昔し自分を呼び捨(ず)てにした人から今となって鄭寧(ていねい)な挨拶(あいさつ)を受けるのは...
夏目漱石 「道草」
...取次の者も極めて鄭重(ていちょう)だったし...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...山の方へ向き変って鄭重に礼をし直した...
横光利一 「旅愁」
...兵をさげてやって来るようですが」――御史(ぎょし)の鄭泰(ていたい)なる者が...
吉川英治 「三国志」
...京師へ豺狼を引入れたら人を喰いちらしはしませんかな」鄭泰(ていたい)が憂えると...
吉川英治 「三国志」
...仲達が申しつけた偽計にちがいあるまい」鄭文は震いおそれて...
吉川英治 「三国志」
...鄭天寿(ていてんじゅ)の豪...
吉川英治 「新・水滸伝」
...おれかね? あきないで鄭州(ていしゅう)へ行き...
吉川英治 「新・水滸伝」
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