...)「現代の支那は遺憾ながら...
芥川龍之介 「上海游記」
...遺憾ながらヴァイオリンはただ間違わずに一通り弾いて行くと云うだけのものだった...
芥川龍之介 「路上」
...それで今日保存されている古代の文書の大部分も、遺憾ながら、そういう自然研究などには縁の薄い人々の手になったものである...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...これは遺憾ながらやむを得ない次第である...
寺田寅彦 「映画芸術」
...遺憾ながら鯉だけ届けたのも滑稽であつた...
徳田秋聲 「佗しい放浪の旅」
...そして遺憾ながら之が彼のイデオロギーを決定するのが事実である...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...刑期過ぎてこの男を放免するのもすこぶる遺憾なほどでありました...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...濃く塗りたる白粉(おしろい)のために男にもあらず女にもあらぬ一種怪異なる感情は遺憾なく実写せられたり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...自分は河内國から來る商人を待合せる約束なので遺憾ながら行けないといふのであつた...
長塚節 「菜の花」
...人の心に食い込む秋思の傷みを咏(えい)じ尽(つく)して遺憾なく...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...私は遺憾ながらこれ以上はつきり説明する術を知らないと答へておくより他はない...
平林初之輔 「諸家の芸術価値理論の批判」
...遺憾ながら無銘にして置きます」と言われた...
穂積陳重 「法窓夜話」
...遺憾ながらやむを得ません...
牧野富太郎 「植物記」
...とかく流儀争ひなどのために子供のやうな喧嘩を始めて折角の計画も遂に画餅(がべい)に属するに至つたのは遺憾な事である...
正岡子規 「病牀六尺」
...遺憾なく完備させて頂ける事になるので御座います...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...その他の人々は遺憾ながら知恵の果(くだもの)を盗み過ぎて食傷した猿と評する外ありませぬ...
夢野久作 「鼻の表現」
...そのほかの敵将は」「遺憾ながらみな逃げたようであります」「いや...
吉川英治 「三国志」
...遺憾ながら先帝のごときご苦難を知っていられない...
吉川英治 「三国志」
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