...私も遑(いとま)さえあったら...
上村松園 「女の話・花の話」
...呀(あ)ッと一同が首をすくめる遑(ひま)もあらばこそ...
海野十三 「崩れる鬼影」
...伝には「爾来以二精進法界之霊場一為二殺生汚穢之猟地一幾許狼藉不道不レ遑二枚挙一也」と記し...
谷崎潤一郎 「覚海上人天狗になる事」
...あに他を顧みるに遑(いとま)あらんや...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...これらの例数ふるに遑(いとま)あらず...
永井荷風 「猥褻独問答」
...お小夜はありや人間ぢやねえ」ガラツ八は息を繼ぐ遑(いとま)もなく...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...我れは同じき地上に彷遑(さまよは)ん身の...
樋口一葉 「軒もる月」
...その欠点を計(かぞ)うれば枚挙に遑(いとま)あらず...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...前後を顧みる遑(いとま)なく...
森鴎外 「舞姫」
...正誤表を添えるに遑(いとま)あらずして売り出された...
森鴎外 「訳本ファウストについて」
...肩に突っ立った矢を抜いている遑(いとま)もなかったのである...
吉川英治 「三国志」
...そんな遑(いとま)はない」と...
吉川英治 「三国志」
...ひと月と休んでいる遑(いとま)もなかった...
吉川英治 「新書太閤記」
...――天のわれにかし給える数刻の時は――敵がそれを知るまでの遑(いとま)でしかない...
吉川英治 「新書太閤記」
...いまはそれをいっている遑(いとま)はない...
吉川英治 「新書太閤記」
...その遑(いとま)なき非常の途次でござれば...
吉川英治 「新書太閤記」
...今はその由来因縁を彼に問うている遑(いとま)もなさそうなのである...
吉川英治 「宮本武蔵」
...穂先を縮めている槍には「間」を察している遑(いとま)がない...
吉川英治 「宮本武蔵」
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