...逃亡しないまでも家の中に逼塞している者が多かった...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...逼塞(ひつそく)した息はお腹(なか)の上へ墓標(はかじるし)をたてようとする...
大手拓次 「藍色の蟇」
...逼塞(ひっそく)して...
中里介山 「大菩薩峠」
...勝川おばさんの逼塞も本ものになって...
長谷川時雨 「勝川花菊の一生」
...藩主が幕府から逼塞を命ぜられて...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...「――御逼塞が、その謀計の一つだというのか」「第二は跡式(あとしき)の件です」と周防は云った、「御存じのようにいま御継嗣について、入札(いれふだ)がおこなわれることになっておりますが、その結果によっては、六十万石を二つに割り、三十万石を一ノ関さま、十万石を白石(片倉小十郎)どの、残余はしかじかに分配すると、数度にわたって談合があったというのです」「久世侯が申されたのだな」「しかも、所領分割のことは、すでにその人々にも通じているかもしれぬ、白石どのなどは十万石ということであるから、さもあるまいが特に注意するように、とのことでした」安芸の躯が動かなくなった...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...殿さまが御逼塞になった日...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...――むつの守が不行跡によって逼塞を仰せつけられ...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...さきの陸奥守(むつのかみ)に逼塞(ひっそく)のお沙汰のあったとき...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...「すでに国老評定の裁決が出ている、采女どのは逼塞、七十郎は預け者と、正式に裁決が出ているのだ」「呼びつけて詰腹を切らせるつもりだ、と云ったのは里見老ではないか」「出頭すればだ」と十左が云った、「出頭すればその危険があると思った、そうではないか」「かれらが詰腹を切らせるつもりだということは慥(たし)かだ」「出頭しないという方法もある」七十郎は唇で笑った...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...茂庭大蔵が逼塞の処分になった...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...逼塞の処分を受けた」甲斐はまた朱筆を取った...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...綱宗さまに対する逼塞(ひっそく)の沙汰が...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...玄蕃が三尺の木剣のために逼塞(ひっそく)せしめられたのであろうか?その時...
吉川英治 「剣難女難」
...朝臣の逼塞(ひっそく)...
吉川英治 「三国志」
...おなじ逼塞(ひっそく)なかまの公卿どもをもかたらって...
吉川英治 「私本太平記」
...都のすみに逼塞(ひっそく)していた前(さき)の左大臣近衛経忠をさがし出させて...
吉川英治 「私本太平記」
...まさに城兵は逼塞(ひっそく)したとみえる...
吉川英治 「新書太閤記」
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