...逞しい若者でございましたが...
芥川龍之介 「地獄変」
...逞しい活動家を示している...
芥川龍之介 「長江游記」
...頬髯逞しい軍人が三十二三の黒いコートを着た細君を伴れて乗つて居る...
石川啄木 「雪中行」
...奇妙な甲虫(かぶとむし)櫟林(くぬぎばやし)は巨人群像のように、逞しい枝を張り、生々した梢を大空の方にグッと伸ばしていた...
海野十三 「地球盗難」
...線路工夫の振上げているあの逞しい撥形鶴嘴(ビーター)を...
大阪圭吉 「気狂い機関車」
...威厳逞しい男だった...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...自分は裏の空地を見てゐる景色は澄み切つて動かない然しそこには目に見え無い活動がある空地の隅に並んだ木々の逞しい幹が...
千家元麿 「自分は見た」
...腕や腿の逞しい筋肉が目につくので...
永井荷風 「勲章」
...右の二人の逞しい...
中里介山 「大菩薩峠」
...案外若い逞しい体格の男だのが...
中谷宇吉郎 「温泉1」
...しかしそれでゐて何か或る頑丈な逞しい姿勢の影に...
萩原朔太郎 「小説家の俳句」
...自分の逞しい商才を前田の口から語らせて...
林芙美子 「瀑布」
...榛の幹の直ぐ下を逞しい犬がすつと走りぬけた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...関はずにがぶ/\と呑んだ程の逞しい感情の意気に炎えた...
牧野信一 「酒盗人」
...一体この憤つてばかりゐるやうな逞しい沈黙振りや...
牧野信一 「その村を憶ひて」
...信じられぬほど逞しい固太りの腕や...
山本周五郎 「青べか物語」
...自分よりも背のすぐれて高い逞しい大法師の姿を見あげながら...
吉川英治 「親鸞」
...その夫らしい逞しい男の後ろから異邦人の間を...
吉田絃二郎 「八月の霧島」
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