...さうして我等の祖先と共通なる局限を余自身の中にも發見するとき...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...うまいもまずいも監督の指揮いかんにあるというふうにみるのが通なるものの批評の仕方であるが...
伊丹万作 「雑文的雑文」
...普通ならなぎ倒されるだけの筈なのにその時は妙な現象が起った...
梅崎春生 「狂い凧」
...どこを通ってきたのかを調べると三人に共通なもののあるのが発見されると思いますよ...
海野十三 「省線電車の射撃手」
...春夏秋冬――四季の感じというものはこれほど人に普通なものはないのであるから...
高浜虚子 「俳句の作りよう」
...ギツシングと私との間には共通なものがあるらしい...
種田山頭火 「其中日記」
...面と向って不意にあびせかけられた真面目な真実(ほんとう)の御世辞をいかにするかという事については普通な国民性の頼りなさの凡(すべ)てを持っていた...
チェスタートン 直木三十五訳 「金の十字架の呪い」
...ブルジョア社会科学の方法の共通な特色になるというわけである...
戸坂潤 「科学論」
...金銭は天下の融通なり故に貸借あり...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...「無産階級には共通な感情がある」と小倉は思うと...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...諸藩に普通なる家禄平均の災(わざわい)を免(まぬ)がれたるなり...
福沢諭吉 「旧藩情」
...「斬り裂くジャック」の全犯行を貫く共通な大特徴で...
牧逸馬 「女肉を料理する男」
...フンボルト等の觀念論的な史觀及びマルクス主義の唯物論的な史觀に共通な歴史的意識一般の理論といふものを考へることが出來...
三木清 「歴史哲學」
...すべての闘病者に共通な課題にふれて語っている...
宮本百合子 「『健康会議』創作選評」
...妹一人いれば普通なら女中一人いないですむのにと云われてふんがいしている...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...貴公子に共通な放縦な生活をするようなことも好まなかった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...我々の霊魂のような平凡普通な霊魂の中には決して見出されない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...普通なら起きるところだ...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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