...遺憾ながら逆に專制主義に後退し...
石原莞爾 「新日本の進路」
...まるで逆に居坐って呉れとでもいっているような具合であった...
梅崎春生 「黄色い日日」
...逆に眼を隠せば、他の部分が同じでも、なかなかその人とは分らないものである(花見の目かつらの効果を思え)...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...そうしておいて逆に歴史観を指導しようとする...
戸坂潤 「読書法」
...逆に相手の行動を窺い...
外村繁 「澪標」
...今時、竜宮の話などするのはちとおかしいが、また逆に、こういう時代だから、竜宮の話も少しはしてよかろう...
豊島与志雄 「竜宮」
...それをまた逆に利用して...
中里介山 「大菩薩峠」
...この外にも固体から気体あるいはその逆に...
中谷宇吉郎 「雪」
...この順序を逆にして...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...すべてが二十年前とは逆になつてゐるやうに...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
......
仁科芳雄 「NIELS BOHR」
...育の字を解剖して見ると上の云は子と云ふ字を逆にしたのださうで...
新渡戸稻造 「教育の目的」
...急に腕をはづして逆におふくろの腕を抓った...
原民喜 「おふくろ」
...逆に当然、イーヴォスがここで異常事態を話すべきだろう...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...そんな態度が逆に彼の心底を悩ましてゐるなどゝいふ途方もないことは夢にも知らぬ気であつた...
牧野信一 「好色夢」
...それはいわば運命というものの符号を逆にしたものである...
三木清 「人生論ノート」
...これでは逆になった...
吉川英治 「私本太平記」
...また事実、直義は、兄尊氏の大望にとって、ゆくすえ最も怖るべき強敵は、この宮なりと、一途(いちず)に、あの虐殺をあえてしたもので、以後、それが足利方にはどれほど戦局を進めやすくし、逆に、宮方には大きな不利となってきたことか、はかり知れないものがあった...
吉川英治 「私本太平記」
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