...逃げ去る気遣いはないなんて...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...闇にまぎれて逃げ去る...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...「生を棄てて逃げ去るのは罪悪だと人は言う...
太宰治 「織田君の死」
...近寄って行けば逃げ去るのだ」これはメリメのつつましい述懐ではなかったか...
太宰治 「猿面冠者」
...近寄って行けば逃げ去る...
太宰治 「美少女」
...蜻蛉は彼の鼻先にしたたか噛みついて逃げ去るし...
田中英光 「さようなら」
...柳麗玉を残し先を争って戸外へ逃げ去る...
林不忘 「安重根」
...思うに彼女は母が逃げ去ると間もなく...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...剛強の心の中に念じ曰ふ546 IV 467.『あゝ進退を如何にせむ? 衆の恐れて紛々と逃げ去るほとり...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...今朝何かそうそうと物の逃げ去るような気配(けはい)に眼を覚したのだということが...
豊島与志雄 「囚われ」
...川下へ逃げ去る)老船頭 あ――そッと教えてやろうと思ったのに...
長谷川伸 「一本刀土俵入 二幕五場」
...また虎は羊の角を焼いた煙を忌みその臭(かざ)を悪(にく)んで逃げ去る...
南方熊楠 「十二支考」
...虎や豹が獣を搏ち損う時は大いに恥じた風で周章(あわて)て首を低(た)れて這い廻り逃げ去るは実際を見た者のしばしば述べたところだ...
南方熊楠 「十二支考」
...これは蜥蜴の尾にも能く見るところで切った尾が跳り行くのに敵が見とれ居る間に蜥蜴は逃げ去るべき仕組みだ...
南方熊楠 「十二支考」
...故に土人闇夜外出するに必ず錫杖(しゃくじょう)を突き蛇その音を聴いて逃げ去ると...
南方熊楠 「十二支考」
...わたしは毎日自分自身から抜け出し逃げ去る...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...侍は急ぎ散らかされた文を箱に入れて一目散に逃げ去る...
山中貞雄 「なりひら小僧」
...ばかり逃げ去るようにここの山荘を立ち去った...
吉川英治 「私本太平記」
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