...6攫へたるもの指の間より逃ぐ...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...ここにその逃ぐる軍を追ひ迫(せ)めて...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...)またその逃ぐる軍を遮りて斬りしかば...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...兩頬ともに青ざめて逃ぐる恐怖の人や斯く...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...外山調に『火鉢の上に鐵瓶が・落ちて居るとて無斷にて・他人の物を持ち行くは・取りも直さず泥坊ぞ(「取りも直さず」は「即ち」)泥坊元來不正なり・雲を霞と逃ぐるとも・早く繩綯ひ追ひ駈けて・縛せや縛せ犯罪人...
土井晩翠 「新詩發生時代の思ひ出」
...その迅速さは殆ど逃ぐるが如しとでも云ひたいのであつた...
平出修 「逆徒」
...オホオホ」ト笑いながら逃ぐるが如く二階を駆下りる...
二葉亭四迷 「浮雲」
...海に二つの竜現われ青赤(く)い合い戦うて一時ばかりして青竜負けて逃ぐ...
南方熊楠 「十二支考」
...逃ぐるオロデスに後ろより斬りかくるを...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...その逃ぐる時には取るまじき道をとれり...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...さて逃ぐる者は逃ぐるに任せつつ...
夢野久作 「白くれない」
...そして、彼の白い影が、逃ぐるが如く、川洲(かわす)から崖へ駆け上がった時、それと反対な川下へ、黒い水巴(みずどもえ)が渦巻いて行きました……一度救われかけたお粂は、金吾に救いの手を放されて、また十数間水に押されてゆきましたが、幸い、浅瀬の柵(しがらみ)に体が引ッかかったので、身ぶるいしながら這い上がり、そこでばッたりと、気を失って倒れていました...
吉川英治 「江戸三国志」
...逃ぐるなかれ!」と...
吉川英治 「三国志」
...逃ぐるは君子(くんし)の訓(おし)えに従うのみ」「やあ...
吉川英治 「三国志」
...「逃ぐるなかれ...
吉川英治 「三国志」
...戦いに出て逃ぐるを知らず...
吉川英治 「三国志」
...逃ぐる者は殺すな...
吉川英治 「新書太閤記」
...「――おたわむれを」逃ぐるように...
吉川英治 「宮本武蔵」
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