...盆に入れた西瓜(すゐくわ)の種を退屈さうに噛み破つてゐた...
芥川龍之介 「南京の基督」
...退屈さましにときどき用いる...
海野十三 「電気看板の神経」
...いかにも退屈さうに響いた...
相馬泰三 「野の哄笑」
...彼女はこんなに長い距離を普通車で行く退屈さが思いやられたが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...実際活気に充(み)ちた身体(からだ)を暑さと退屈さに持ち扱かっている風に見えた...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...諸君を退屈させることもあるまい...
エルンスト・テオドーア・アマーデウス・ホフマン Ernst Theodor Amadeus Hoffmann 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...シートン君よ、女房の話をすれば、退屈させないぜ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...退屈さうなセヽラ笑ひを浮べた...
牧野信一 「鏡地獄」
...――店の女が退屈さうな顔をしたらしいのを...
牧野信一 「失題」
...退屈さうに私に声をかけた...
牧野信一 「毒気」
...言葉の誇張された抑揚や聴きてを退屈させない芸当やらを教え込むもので...
宮本百合子 「落ちたままのネジ」
...退屈さというかがある声の響ですきでありません...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...そして長く見ていると退屈させた...
三好十郎 「絵画について」
...御退屈さから夫人の在世中の話などをあそばしたりした...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...春の日永(ひなが)の退屈さから催される物思いは二人の女王から離れなかった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...夫婦きりで閑暇(ひま)のありすぎる退屈さが...
室生犀星 「童子」
...きゅうにやはり詰らない退屈さと所詮なささが...
室生犀星 「みずうみ」
...もう襲って来ている退屈さの底から...
横光利一 「旅愁」
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