...思わずよろよろと退(すさ)って...
泉鏡花 「悪獣篇」
...そして牽引車(けんいんしゃ)は、後に退いた...
海野十三 「未来の地下戦車長」
...七日 晴れたり曇ったり軽快退院...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...資本家政治家が健全財政とか内政重視とかいう退嬰政策を取れば...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...閣下にして苟くも進退其の機宜を誤まれば遂に屬僚にも離畔せられ...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...自分の進退を相談しようとする程の人の前だから餘程の愼みが有る筈なのに其態度が甚だ高尚な人として許すことの出來ないのに驚いた...
長塚節 「記憶のまゝ」
...やれ忍耐だの退屈だのと...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...然しちと退屈じゃ...
夏目漱石 「幻影の盾」
...九 国際連盟から脱退した日本人そのころ...
蜷川新 「私の歩んだ道」
...俺は退屈でかなわなくなるんだ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...右に見えた黐と履で猴を捕うる話はストラボンの『印度誌』に出で、曰く、猟人、猴が木の上より見得る処で皿の水で眼を洗い、たちまち黐を盛った皿と替えて置き、退いて番すると、猴下り来って黐で眼を擦(す)り、盲同然となりて捕わると、エリアヌスの『動物誌』には、猟人猴に履はいて見せ、代わりに鉛の履を置くと、俺(おれ)もやって見ようかな、コラドッコイショと上機嫌で来って、その履を穿く...
南方熊楠 「十二支考」
...全くあれらの生活は眠元朗にはやはり退窟と倦怠と息づまりをあたえたに過ぎなかったのに...
室生犀星 「みずうみ」
...さるにても御身の唐津を立退(の)き給ひし時...
夢野久作 「白くれない」
...もう東野の退屈そうな後姿が腰かけていた...
横光利一 「旅愁」
...かりそめにも退かれな...
吉川英治 「上杉謙信」
...甲府へ退(ひ)くと...
吉川英治 「上杉謙信」
...そして豚の股を何本も肩にかついでゲラゲラ笑いながら退散した...
吉川英治 「新・水滸伝」
...カテリーナ・リヴォーヴナは退屈まぎれに...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
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