...大きな馬の足迹(あしあと)の中に雨が一杯たまつてゐた...
芥川龍之介 「文芸鑑賞講座」
...旅客の迹(あと)のすっかり絶えてしまうこの町にも...
徳田秋声 「あらくれ」
...夏時に氾濫(はんらん)する水の迹の凄いような河原を渉(わた)ると...
徳田秋声 「あらくれ」
...あの物堅い父に私は何といわれるでしょう」お島は迹(あと)から附絡(つきまと)って来る川西の兇暴な力に反抗しつつ...
徳田秋声 「あらくれ」
...この新開町の入口の寺の迹(あと)だというところに...
徳田秋声 「黴」
...そのころ甥の捲(ま)き込まれていた不良少年の仲間の飲食いのために浪費されるらしい形迹(けいせき)が...
徳田秋声 「黴」
...明白に統一された形迹が不明である...
内藤湖南 「日本上古の状態」
......
内藤湖南 「卑彌呼考」
...碧りと凝るを見よ未了の縁に纏はれば生死に渡る誓だに塚も動けと泣くを聽け』…………………塚も動けと泣く聲に塚も動きて秋の風夜すがら吹いて曉の茫々として明にけり宵見し夢の迹見れば草茫々と明にけり――明治三十七年頃――...
夏目漱石 「鬼哭寺の一夜」
...今度は兄の方がぐっと行きつまったような形迹(けいせき)を見せた...
夏目漱石 「行人」
...過去の因果(いんが)を迹付(あとづ)けて見ようという気さえ起らなかった...
夏目漱石 「明暗」
...人迹稀(じんせきまれ)な寒村の百姓家にしばらく蝸牛(かぎゅう)の庵(いおり)を結んでいたのです……」「人迹の稀なはあんまり大袈裟(おおげさ)だね」と主人が抗議を申し込むと「蝸牛の庵も仰山(ぎょうさん)だよ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...しかし信階が此人々と交つた形迹は絶無である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...殿司の真迹疑べからず...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...浮生不怪浪遊迹...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...茶山の詩は往迹(わうせき)を説き畢(をは)つて現状に入つた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...斬奸の挙も亦迹(あと)を絶たむ...
森鴎外 「津下四郎左衛門」
...身ヲ農迹(ノウセキ)ニ隠(イン)ス所ニ...
吉川英治 「三国志」
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