...星雲中には星空の各方面から隕石や彗星や特に宇宙微塵などのような多数の物質が迷い込んできてその中に集積する...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...いろいろの妄想を起こして迷い出すことであります...
井上円了 「おばけの正体」
...度々森をさ迷いながら...
江戸川乱歩 「火星の運河」
...なお迷いの覚めない示談契約者たちを畏怖させるに十分であった...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...迷い込んでお遊びになっておるところへゆきかかって...
田中貢太郎 「山寺の怪」
...稀には何処から迷い込んだか洋服ゲートルの猟者が銃先(つつさき)に鴫(しぎ)や鵯(ひよ)のけたゝましく鳴いて飛び立つこともあるが...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...新橋に着くころはただこの暗き疑心のみ胸に立ち迷いて...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...それから、カラマツの森の中に、また迷いこんで、四―五日も出られなかった時は、さすがのキシさんも弱ったようでした...
豊島与志雄 「金の目銀の目」
...ついには彼自身がその矛盾のうちに迷い込んでしまった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...恍惚として我か人かの境を迷いつつ...
二葉亭四迷 「平凡」
...井戸の方向へ迷いこんできた...
W・W・ジェイコブズ 森郁夫訳 「井戸」
...だんだん山深く迷い入って行きました...
夢野久作 「雪の塔」
...迷い子にした子でござれば」「さて...
吉川英治 「上杉謙信」
...(そうかな?)という気迷いにとらわれて...
吉川英治 「三国志」
...悪の跳梁(ちょうりょう)はもちろん迷い子も二...
吉川英治 「私本太平記」
...人間とよばるるあわれにも迷いの多い一箇のものだけであった...
吉川英治 「親鸞」
...まず不安と迷いに疲らせた...
吉川英治 「源頼朝」
...そんな重苦しげな迷いの影は従(つ)いていない...
吉川英治 「宮本武蔵」
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