...かねてより惡性者と知りながら虫がすいたか惚れすぎて薄情さへも場違への親切よりも身にしみていまはしんじつ身もたまも投げた朱羅宇の辻占に命とかいたもむりかいな...
竹久夢二 「砂がき」
...悪い辻占(つじうら)のように思われた...
太宰治 「八十八夜」
...辻占(つじうら)がいいぞ!」と...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「接吻」
...辻占賣の聲などのもつて居た情調を想ひ出させるやうな或るものが無いとは云はれない...
寺田寅彦 「伊香保」
...これで対照されていいと思うものは冬の霜夜の辻占(つじうら)売りの声であった...
寺田寅彦 「物売りの声」
...どうも辻占(つじうらな)いがいけねえ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...余は其辻占を一つあけて見たら青い字でごぞんじといふまでは讀めたが其さきは寫りが惡くて分らなかつた...
長塚節 「松蟲草」
...また辻祭や辻占と称して四ツ辻が俗信と深い関係を有しているのはこれが為めである...
中山太郎 「本朝変態葬礼史」
...わざとらしく結ぶ辻占(つじうら)があたればいつも吉(きち)である...
夏目漱石 「虞美人草」
...三四郎は辻占が買ってみたくなった...
夏目漱石 「三四郎」
...毎日昆布の中に辻占と山椒を入れて帯を結んでいた...
林芙美子 「風琴と魚の町」
...その恋の辻占に文句があるンだ...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...辻占を畳の上になげだし...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...ちょいとこちとらにゃ辻占(つじうら)のよくねえ文句さ」そんな戯言(じょうだん)をいいながら...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...ごんとつくだの辻占に...
三好十郎 「斬られの仙太」
...それから私の手をシッカリ掴んで廓の中をよろけ廻りながら御自分で大きな声をお出しになって『河内(かわち)イ――瓢箪山(ひょうたんやま)稲荷(いなり)の辻占ア――ッと……ヤイ...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...モウ一遍俺の手に縋って辻占を売りに出る年でもあるめえ」「……これからもドウゾこの店の事を...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...玄蕃にとっては何だかいやな辻占(つじうら)だ...
吉川英治 「剣難女難」
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