...無辜(むこ)の人を殺しました...
芥川龍之介 「二つの手紙」
...辜鴻銘を見るを忘るること勿れ...
芥川龍之介 「北京日記抄」
...つねに無辜(むこ)の俘囚を獅子...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...無辜(むこ)の舞姫に残忍苛刻を加へたり...
石橋忍月 「舞姫」
...白塗りの棍棒を振り廻しながら盛んに無辜(むこ)の歩行者を白眼(にら)みつけたり...
谷譲次 「踊る地平線」
...氷海の無辜(むこ)の住民たる白熊(しろくま)に対してはソビエト探険隊員は残虐なる暴君として血と生命との搾取者としてスクリーンの上に映写されるのである...
寺田寅彦 「空想日録」
...〔マルホール氏『万国進歩の実況』〕シナの聖人は一の不辜(ふこ)を殺して天下を得るもなせずと訓戒を垂れたりしも...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...「一無辜(いちむこ)を殺して天下を取るも為さず」で...
徳冨蘆花 「謀叛論(草稿)」
...自分で自分の無辜(むこ)の血を流したからです...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...諸君は一人の無辜(むこ)の者をやっつけるのである...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...無辜((むこ))な心の呟きに耳を傾け...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集≪学校時代の詩≫」
...龍の口へ突き出さうか」「――」「十幾人の無辜(むこ)を殺した惡虐無道...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...僕はその正義という事を考えていたものですから」「無辜の者がかくの如き刑罰を言渡されはしないか...
浜尾四郎 「正義」
...本来無辜(むこ)の学問に対して無縁の政敵を出現するにいたるべし...
福沢諭吉 「学問の独立」
...その実は無辜(むこ)の小児を勧めて醜体に導くものなり...
福沢諭吉 「教育の事」
...ドレフュス事件でドレフュス大尉がユダヤ人であるということのために無辜(むこ)の苦しみに置かれていることを知って...
宮本百合子 「キュリー夫人」
...また無辜(むこ)の百姓...
吉川英治 「新書太閤記」
...「無辜(むこ)の庶民は殺すな」「放火はつつしめ」「一隊はすぐ...
吉川英治 「新・水滸伝」
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