...まだ轟々たる都の轟きが鳴つてゐる...
石川啄木 「天鵞絨」
...碧い水は轟々と渦を卷いて...
海野十三 「恐怖について」
...海抜二百メートルくらいの山脈をへだてて三里もさきの海浜を轟かす土用波の音が山を越えて響いてくるのである...
寺田寅彦 「夕凪と夕風」
...轟然(ぐわうぜん)――天地も崩るゝやうな物音...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...轟々(ごうごう)と地ひびきをたててお召列車が通る...
林芙美子 「新版 放浪記」
...轟然(どうん)とぶっ放せば...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...」風は門を蔽うた大木に高く轟(とゞろ)いてゐた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...原稿紙をフロシキに包んだのをぶら下げている)轟 お早う……...
三好十郎 「好日」
...轟 おかしい?三好 近頃の若い男なぞ...
三好十郎 「好日」
...わしは轟さんに今逢ってきやして、いや轟さんも、実はこれ以上間に入るわけにもいかねえてなことで、それに、落窪の水田が大方轟さんの持田であるために、あの方の立場もなかなか複雑なようでやしてね...
三好十郎 「樹氷」
...その中でも殊に世界に名を轟(とどろ)かせた宝貝の類であったろう...
柳田国男 「海上の道」
...轟さんが殺された原因がスッカリわかる話よ」「えッ...
夢野久作 「二重心臓」
...俺は睡いんだ」轟氏...
夢野久作 「二重心臓」
...胸が轟(とどろ)くと一緒にハッと吾(われ)に帰るような事が...
夢野久作 「瓶詰地獄」
...その轟きは入口にふと立った矢代の胸に異様な圧力を加え...
横光利一 「旅愁」
...轟(ごう)――と岩に湍(せ)く水音が聞こえた...
吉川英治 「剣難女難」
...すると、轟音一声、たちまち四方の櫓(やぐら)から矢石(しせき)は雨のごとく寄手の上に降ってきた...
吉川英治 「三国志」
...腹心の轟又八(とどろきまたはち)が軍奉行(いくさぶぎょう)の格(かく)になって...
吉川英治 「神州天馬侠」
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