...しかし一警察署長の身を以て...
芥川龍之介 「二つの手紙」
...彼は今全身を以て復讐の快感に酔っているのだった...
江戸川乱歩 「恐ろしき錯誤」
...小川さんが全心全身を以て書きあげた記述が...
高野六郎 「小島の春」
...御大患後の不浄の身を以て御参詣などは思ひもよらぬ事...
太宰治 「右大臣実朝」
...自然を味へ、ほんとうに味へ、まづ身を以て、そして心を以て、眼から耳から、鼻から舌から、皮膚から、そして心臓へ、頭へ、――心へ...
種田山頭火 「其中日記」
...――身を以て俳句する...
種田山頭火 「其中日記」
...身を以て、心を以て、情愛を以て、甘ったれるということがどんなことだか、彼女に思い知らしてやらなければならない...
豊島与志雄 「或る作家の厄日」
...更に進んで、「身を以て書き、血を以て書く、」ということは、文学に於ては、「文学ならざるもの」――或は「文学以前」のもの――へ直接関連する...
豊島与志雄 「文学以前」
...逃げて二人は生きましょう」お浜は身を以て竜之助にすがりつく...
中里介山 「大菩薩峠」
...元の主人ほどに親身を以て世話をすることはできないのであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...一つには彼等はこうして身を以てしても...
中里介山 「大菩薩峠」
...全く身を以て逃れ出たもので...
中里介山 「大菩薩峠」
...駒井甚三郎は身を以て...
中里介山 「大菩薩峠」
...其卅を眼前に控へた身を以ておふさはあどけなく土手を往復する...
長塚節 「おふさ」
...不敏不才の身を以て財界に今日あるを得ました上...
野村胡堂 「笑う悪魔」
...三十以上まだ四十にも足らぬ身を以て寡居(かきょ)は甚だ宜しからず...
福沢諭吉 「新女大学」
...何の学閥も無き身を以て明治廿六年就職以来今日まで実に四十七年の歳月が流れたのである...
牧野富太郎 「植物記」
...折柄小生を訪問して来ましたコンドルは一身を以て賊を逐い散らし...
夢野久作 「暗黒公使」
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