...何か不自然な身のこなしであった...
梅崎春生 「日の果て」
...身のこなしもどこやら仇(あだ)めいて...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「むかでの跫音」
...最後に老爺、これは茂十さんもしょっちゅう野良仕事の往き帰りに出逢ってよく知っているのであったが、やはり私の聞いたあの口のききよう、身のこなし、年は取ってもあの矍鑠(かくしゃく)たる容貌に何の変りもなかった...
橘外男 「逗子物語」
...その身のこなしには...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...もっと身のこなしが人間らしい男であったが...
中里介山 「大菩薩峠」
...むかし鍛えた軽業の身のこなしでもあろうけれど...
中里介山 「大菩薩峠」
...それは、長浜の岸を飛ぶ一人の急飛脚――ただの飛脚ならばなんでもないが、その足どり、身のこなし、たしかに見覚えのある、それは、がんりきの百蔵というやくざ者に相違ないということを、確認したからです...
中里介山 「大菩薩峠」
...商賣柄身のこなしの鮮(あざや)かな水際立つて美しい女です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...身のこなしも何となく尋常ではありません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...少し月代(さかやき)が伸びて、青白い顔も凄みですが、身のこなし、眼の配り、何となく尋常ではありません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...中老人といっても佐野喜の主人と同年配の、せいぜい四十七八でしょうか、もとはよく暮したというのが本当らしく言葉の調子にも、身のこなしにも、なんとなく品格の匂う人柄でした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「それに、聲も恰幅(かつぷく)も男だけれど、身のこなしに、妙に柔かい丸味があるでせう」「フーム」「それから、女にはよくわかりますが、あの人には男の匂ひがないんです」「――」「もう一つ、先刻(さつき)、お勝手の落しの揚げ蓋(ぶた)が曲つてゐたのへ足を乘せて、思はず落しの中へ落ち込むと、あの人はキヤツと悲鳴をあげたぢやありませんか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...堅氣な家の家族には見られない身のこなしで...
長谷川時雨 「「郭子儀」異變」
...ほとんどものうげな身のこなしを見ると...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「幸福への意志」
...この人はまだ身のこなしなどに洗練の足らぬところがあり...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...かならず身のこなしや足の運びように...
柳田国男 「母の手毬歌」
...身のこなしが以前よりは明らかに外に現われた...
柳田国男 「木綿以前の事」
...身のこなしがますます嬌(なま)めかしくなってきた...
山本周五郎 「ゆうれい貸屋」
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