...わたしはりっぱな身なりをしているのでさ...
アンデルセン 楠山正雄訳 「影」
...僕らのうしろからは下町風の質素な身なりの身だしなみのよい母娘が乘つてきて向ひ側に腰をかけた...
小穴隆一 「二つの繪」
...既にやもをとなりたる身なりといふ...
大町桂月 「冬の榛名山」
...汚い身なりで酔って私のお家へ訪ねて来たら...
太宰治 「恥」
...いつ見ても大そうきれいな身なりをしてゐました...
土田耕平 「時男さんのこと」
...まるで姉のようにおれの身なりに気を配ってくれた...
豊島与志雄 「失われた半身」
...そのお身なりは?」「押掛け聟になろうと――何うじゃ...
直木三十五 「南国太平記」
...また身なりとてさほどに落ちたものとも見えないが...
中里介山 「大菩薩峠」
...それに、身なりも、病人とは思えないほどにキチンとしているし、髪も手入れが届いている――そう思って見ると、こちらのお雪ちゃんの取乱した書き物、縫物のほかに、屏風の外へ急に突きやったらしい、櫛箱(くしばこ)、耳盥(みみだらい)、そんなようなものが眼に触れると、北原はなんだか、ここで今まで、おとわ稲川もどきの世話場が、演ぜられていたような気配も想像されないではありません...
中里介山 「大菩薩峠」
...恋などとはたかのしれたものだ散る思いまことにたやすく一椀の飯に崩折れる乞食の愉楽洟水(はなみず)をすすり心を捨てきるこの飯食うさまの安らかさこれも我身なり真実の我身よ哀れすべてを忘れ切る飢えの行尾を振りて食う今日の飯なり...
林芙美子 「新版 放浪記」
...さゝくれた身なりのまゝで...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...チチコフの下男たちが旦那の前身なり境遇について詳しいことを知っていないかと...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...身なりに少しも構わないと云う風をして...
森鴎外 「雁」
...彼は医者に見せしに常ならぬ身なりという...
森鴎外 「舞姫」
...身なりや言葉づかいが...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...何と身なりも小さいくせにと...
吉川英治 「新書太閤記」
...何といってもまだ十三といっては身なりも小さい...
吉川英治 「源頼朝」
...「お身なりを変え...
吉川英治 「源頼朝」
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