...俺の幼い心には後年の教育と經驗とによりて蹂躪せらる可き空想の世界が早くより其種を卸してゐた...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...征馬鉄蹄(せいばてつてい)に世界を蹂躪(じうりん)し...
石川啄木 「閑天地」
...「此方へおとおし申してくれ」家臣は縁側に躪りあがって障子を左右に開けた...
田中貢太郎 「人面瘡物語」
...両腕から股や脛の方までも喰い散らし土のついた草履のまゝ目鼻の上でも胸の上でも勝手に蹈(ふ)み躪(にじ)るので...
谷崎潤一郎 「少年」
...この男の意志を蹂躪(じゅうりん)し...
中島敦 「狼疾記」
...セメント煉瓦(れんが)で固めてある機関銃の巣まで踏み躪(にじ)ったが...
牧逸馬 「戦雲を駆る女怪」
...海陸両路から帝国を蹂躪し種々成功を収めたゴオト族は...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...彼らの狂暴な蹂躪によってある場所に生じた恐るべき人間破壊を他の場所で埋め合せるのを望むかの如くに...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...そしてその遠征のいずれも、国土を蹂躪し、町村を亡ぼし破壊したのを特色とした...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...1)Dcouv. Russ. tom. iii. p. 378.2)『この群衆はその途上にあるあらゆるものを蹂躪し...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...辺境諸州は絶えず韃靼人の蹂躪に身を委ねていたのである...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...蹂(ふ)み躪(にじ)り...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...屍体(したい)の近くに二個所ばかり強く踏み躪(にじ)ってあるのが兇行当時の犯人の足跡(もの)らしかったが...
夢野久作 「近眼芸妓と迷宮事件」
...謙信の馬蹄に蹂躪(じゅうりん)された武田方の中枢部は...
吉川英治 「上杉謙信」
...彼の蹂躪(じゅうりん)するところとなってしまった...
吉川英治 「三国志」
...呂布の備えを蹂躪(じゅうりん)した...
吉川英治 「三国志」
...その花園を兵馬で蹂躪(じゅうりん)するやつがあれば...
吉川英治 「私本太平記」
...父祖以来の家園も将門に蹂躪(じゅうりん)され...
吉川英治 「平の将門」
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